特集・連載
読めばたちまちサイクリストの仲間入り!? -「ロードバイク」の教科書
定番の教科書 ネイビージャケットやB.D.シャツ、チノパンといったお馴染みの服はもちろん、スニーカーやデイパに代表される靴、鞄、さらにはスポーツカーや食べ物まで、どのカテゴリにも、いつの時代も変わらない「定番モノ」が存在します。いまもなお、定番が定番たる所以とは? 歴史、ウンチク、名作から今買える新傑作まで、世の定番モノをじっくりわかりやすく解説します。 この記事は特集・連載「定番の教科書」#32です。
HISTORY
そもそも現在の自転車の原型が確立されたのは1888年のこと。それから十余年後にはドロップハンドルなどが登場、ロードバイクのカタチが完成する。そして一世紀が経過した今、ロードバイクは素材やデザインの多様化に伴い、性能が著しく進化。サイクリストを魅了している!
ロードバイクは 自分のサイズを知ることで 人力最速車となる
定番アイテムの基礎知識
【ロードバイク】
●舗装路の競技(走行)を優先して作られた自転車 ●ドロップハンドル、変速機が特徴 ●フレームのサイズ選びが重要
ロードバイクの原型が完成したのは、1900年頃と言われている。その10年後には早くもレースが開催されていたとはいえ、決して刹那的なスピードを追求した乗り物ではなく、ロードバイクとはあくまでも「遠くまで」「速く」「快適に」走ることを優先した自転車のことだ。そうしたロードバイクの特色は、陸続きのヨーロッパで誕生したという背景に起因しているのは間違いない。このためロードバイクのフォルムは、極限まで機能性を優先。ドロップハンドルと何枚ものギヤ、および変速機が主張する特徴的な外観は、サイクリストの身長や体格に合わせて適切なフレームサイズを選ぶということと合わせて、普通の街乗り自転車と一線を画している。ロードバイクはまぎれもないスポーツギアなのだ。
写真/大嶽恵一 文/高成浩(POW-DER) スタイリング/嶺井淳 取材協力/日直商会 掲載記事は、雑誌Beginの連載『定番の教科書』の2012年8月号に掲載された記事の抜粋であり、本記事に掲載されている商品の価格や問い合わせ先、仕様などの情報は、原則として掲載当時の情報となるため、現在の仕様や価格、色、情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。