ずっと昔からあるけれど、当たり前すぎてイチイチ細かいことまで覚えてない&分かってない。定番ブランドの名作というのは、そんな幼馴染みのような存在です。意外や知ってみると面白い話もあったりして、また欲しくなったり。そう、これは定番ブランドのちょっとした魅力を3分で再発見する連載です! コンバース編第5回はウエポン。プロレザーに引き続きNBA黄金期を支えた二人のプレーヤーが愛した一足です!
名作の「ヒト」
NBA史上最高のライバル
ともに足元はウエポンだった
1986年に登場したウエポンは当時のNBAの二大スター「マジック・ジョンソン」と「ラリー・バード」という二名に履かれてインパクトを残しました。80年代のバスケットボールシューズはハイテク化が加速していき、スニーカーのボリューム自体が大きくなり、さまざまなサポート機能が追加。NBAの黄金期を裏方として支えていったのです。
名作の「コト」
話題作りも巧みだったウエポン
呉越同舟で400万足の大ヒット
当時最大のライバル同士でもあったラリー・バードとマジック・ジョンソン。大学時代からのNBAに至るまで、さまざまな試合で対戦し、所属チームのセルティックスとレイカーズも優勝を争いました。この二人を起用した広告戦略でも話題を集め、全世界で400万足を売り上げるという競技用のバスケットボールシューズとしては異例の大ヒットを遂げたのです。ウエポンのもうひとつの特徴として、チームカラーを意識した鮮やかな配色。さまざまな配色が発売され、今なお日本の人気デザイナーズブランドが独自カラーの別注を行い人気になっています。
ハイテク化の先駆けとなったコンバース「マーベリック」に採用されたくるぶしをホールドするY字型サポートシステム(通称Y-BAR)を搭載してプレイヤーの足元を支えました。今でもそのY字型ディテールデはザインとして人気を博しています。