特集・連載
人気ブランドのヒミツが丸分かり 名作の「ヒト」「コト」vol.2
3分でわかる コンバース編 ジャックパーセル のヒミツ
CONVERSE この記事は特集・連載「CONVERSE」#02です。
ずっと昔からあるけれど、当たり前すぎてイチイチ細かいことまで覚えてない&分かってない。定番ブランドの名作というのは、そんな幼馴染みのような存在です。意外や知ってみると面白い話もあったりして、また欲しくなったり。そう、これは定番ブランドのちょっとした魅力を3分で再発見する連載です! 第二回はコンバース オールスターに続いて、超名作のジャックパーセルのヒミツに迫ります。じつは、こんなに有名なのに謎が多いスニーカーって知ってた!?
名作の「ヒト」
ジャック・パーセル
テニスプレイヤーとよく間違えられますが、バドミントンプレイヤーです
スニーカー界で著名な選手のひとりとしてジャック・パーセルが挙げられるでしょう。しかし、バスケットボール、ベースボール、テニスと数々の競技でシグネチャーモデルはありますが、彼がバドミントン出身ということは意外に知られていなかったりします。カナダ出身の戦前の名王者で、その活躍は当時の新聞記事でも大きく取り上げられていました。戦後はその功績が称えられ、歴史に名を残すアスリートに。現役選手時代であった、1930年代にスニーカー「ジャック パーセル」が生まれるのです。
名作の「コト」
B.F.グッドリッチとジャック パーセル
コンバースブランドとして統合されたのは1972年のこと
コンバースのジャック パーセルとして今では有名ですが、じつは発売当初はスポルディング社が発売を担っていました(!?)。その後、タイヤメーカーとして有名なB.F.グッドリッチ社に移行し、コンバースブランドとして統合されたのは1972年と、数奇な運命をたどったスニーカーなのです。それ故、有名なのに謎が多い。先ずはつま先の「スマイル」というデザインライン。トレードマークにも関わらず、このデザインの本当の意味と効果は分かっていません・・・。そして、ヒールラベルの「ヒゲ」と呼ばれる三角形が二つ連なったデザインも発売当初は採用されていませんでした。一説にはインソール部分のアーチサポートの隆起のアピールするために、発売後に追加されたのだとか。超定番でも謎が多い所もこのスニーカーの魅力なのかも知れませんね。
スニーカー界が誇る永遠のほほえみ
オールスターに匹敵する、定番スニーカー。ジェームス・ディーンをはじめ、スティーブ・マックイーン、カート・コバーンなど伝説的な著名人も愛した。6000円。