特集・連載
“アメリカン”クロケットこそがデニムスタイルの格上げに効く!
今どきの”欲しい!”大全集 「腹八分目に医者いらず」昔からのことわざですが、じつは今、モノ選びにも同じことが言えるんです。新しい生活様式が浸透し、よりクリーンな雰囲気が求められる現代。ギンギラギラギラTOOマッチな高級品よりも、“ちょうどいい”腹八分な傑作こそが一番求められているのです! そこで、生活のなかに隠れるさり気ない気遣いやディテールを持った知られざる逸品を、フォーカス! 新時代のグッドライフを送りましょう。 この記事は特集・連載「今どきの”欲しい!”大全集」#04です。
米国の古きよきデザインと欧州らしい端正なステッチの融合
英語で“怠け者”や“浮浪人”という意味を持つローファーは、米国が発祥。名前通りテキトーに履けるカジュアルな靴として市民権を得たわけですが、欧州に渡ったそれはシャープさを増し、より上品な顔となった歴史があります。どっちがイイじゃなく、どっちもイイ。
じゃあ双方を合わせたらもっとイイじゃん!てなわけで生まれたのが、英・C&JへビームスFが別注した本作「メイン」です。
デザインのベースは、米国の古きよきそれ。丸みを帯びたフォルムや半月窓のハーフサドルといったカジュアルな意匠はまさしく、ローファーの王道を行くものです。
一方で端正なステッチには、欧州らしい品のよさが滲む。デニムスタイルの格上げにも、効果てきめん♡てワケ。
日本人の足に合わせ修正したラスト
CROCKETT&JONES×BEAMS F[クロケット&ジョーンズ×ビームスF]
“MAINE”
米国的英国ローファー「ボストン」をベースに、ウエストから踵にかけてタイトに修正。ホールド感を向上しつつ、ディテールも別注した人気モデルだ。7万6000円。(ビームスF)
伝統的なアメリカンディテール
デニムルックはモチロン
ア ボンタージのブルゾン2万8000円(ブリックレイヤー) チャンピオン×ナノ・ユニバースのパーカー8000円(ナノ・ユニバース カスタマーサービス) フルーツ オブザ ルームのカットソー4500円(ギャレット) ブラスバンドのパンツ2万800円。(リアルスタイル)
今どきブリティッシュスタイルも◎
ユナイテッドアローズのジャケット4万2000円、ラコステ フォー ユナイテッドアローズのポロシャツ1万9000円(ユナイテッドアローズ 原宿本店) モンキータイムのパンツ1万4800円。(モンキータイム ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 原宿店)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。