特集・連載
高価な万年筆もいいけど書いたぶんだけ味がでる真鍮ボールペンはいかが?
長~く使えるA級リビングモノ傑作選 日本は世界一の長寿国。平均寿命は延び、今や人生100年時代! 最も長~い時間を過ごすであろう“住”空間の見直しは不可避となりました。ってことで、永久に使いたくなるA級モノを積極果敢に取り込みましょ。 この記事は特集・連載「長~く使えるA級リビングモノ傑作選」#04です。
書いたぶんだけ味が出る真鍮ボールペンのほうが高価な万年筆よりずっとイイ
何かとIT化がすすんでいるとはいえ、男の仕事道具に筆記具は欠かせません。なかでも万年筆は紳士の嗜みの代表例ですが、高価で手入れも必要。
自分には背伸びかな……という人も多いはず。それなら真鍮のボールペンなんていかが? 革小物などで馴染みの通り、真鍮は経年変化で硬派なくすんだ表情に変わります。
例えば上のサクラクラフトラボの003は、新品からこんな味のある表情に♪ 重みも特徴で、ペンを走らせるとスラスラくっきり字が刻まれていく。太短いサイズも、愛くるしい♡ U-1万円といえど、欠かせぬ相棒に育ちますよ。
SAKURA craft_lab[サクラクラフトラボ]
003
ペン内部に起き上がり小法師の機能を設け、転がらず止まる機能も。上部は鏡面、握り手にブラスト加工が施されているが、使い込むほどに両面が一体化していくという経年変化を楽しむ仕掛けでもある。Φ1.3×長さ11cm。8000円。(サクラクレパス お客様相談窓口)
使い込むほどにアンティーク感がUP
選べる! エイジングボールペン
デザインはドイツの’30年代の筆記具
KAWECO[カヴェコ]
スペシャル ボールペン ブラス
カヴェコは1883年に生まれたドイツの筆記具。こちらは1930年代にあった、事務用ペンシルをイメージしたデザインだ。ミニマルゆえに、エイジングの味わいも一段と深みがありそう。付属するケースは、筆箱として使ってもカッコいい。Φ1×長さ14cm。7000円。(プリコ)
付属するケース
ねじりによる手馴染みも格別!
TETZBO[テツボー]
ツイスト
真鍮作家の高井吉一氏が作る筆記具、テツボー。太すぎず、重すぎず、書きやすいサイズを追求した六角形の鉛筆型をベースに、高井氏が手作業でねじりをプラス。ツイスト形状による、ペンを握ったときのフィット感が抜群だ。Φ0.7×長さ11cm。7870円。(カキモリ)
じつはノートも自分だけのエイジングもの!?
ページがなくなれば新調、と思ってたノートも長~く付き合える。カキモリではU-2000円で、オーダーノートが作れちゃうんです!
Kakimori[カキモリ]
カスタム ノート
東京・蔵前の文具店、カキモリでは表紙、中紙、リングなど、好みのパーツを組み合わせて、ノートのパターンオーダーが可能。こちらは表紙にヌメ革を選んで、お値段は1980円。自分だけの味出しが楽しみ! B5、B6、各々タテ長、ヨコ長サイズがある。(カキモリ)
細かい部分まで選べてオンリーワンのノートが作れる!



表紙は厚紙からブライドルレザーまである! ノートも豊富に揃いリング、留め具を選択可能。店内で製本、およそ30~50分で完成しちゃう♪ ノートを使い終えたら中紙の交換も可能だ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。