e-Begin読者にもバイク好きがけっこういると思いますが、皆さんどんな服着て乗ってます? とくに夏場は悩みどころ。暑いからってまさかTシャツ一枚でバイクに乗るわけにいかないし、なかなか難しい問題ですよね? そこで今回、大御所スタイリストにして生粋のバイク乗りである青柳光則さんの指南の下、大人の夏ライダーズ・スタイルを考察。Vol.2の今回は、Begin本誌でもお馴染みの定番ベーシックアウター(つまり非バイクウェアってことね)を軸にコーディネートを組んでみました。もちろん安全性も大事なので、記事末にインナーに着るプロテクター類もご紹介!

ファッション・ディレクター 青柳光則さん

伝説の「男子専科」編集部を経て独立後、スタイリスト、ライター、エディターとして幅広い分野で活躍。近年は着こなしの“師範代”としてメンズファッションに関する講演も多数。著書に『男のお洒落道 虎の巻 The Wearing Bible for Gentleman』(万来舎)あり。

[CASE1]バラクータのG9で築くライダーズ・スタイル

バラクータのブルゾン4万6000円。(問)ウールリッチカスタマーサービス TEL.0120-566-120 フアリーズのTシャツ5300円。(問)ハイ!スタンダード TEL.03-3464-2109 フォックスのオフロードパンツ1万6000円。(問)ダートフリーク TEL.0561-86-8305 レッド・ウィングのブーツ︎3万6900円。(問)レッドウィングジャパン TEL.03-5791-3280 ヤマハのバイク(MT-09)93万円。(問)ヤマハ発動機カスタマー コミュニケーション センター TEL.0120-090-819 その他はスタイリスト私物

スタイリスト青柳光則さん

「G9はバイクウェアとしても優秀。でもジーンズだと面白くないのでちょいとヒネリを加えてみましょう」

バラクータの「G9」に代表されるスウィングトップ型のブルゾンは、昔から多くのバイク乗りに愛されてきました。スタンド衿や短めの着丈などライダーズジャケットに通じるデザインを備えつつ、生地が若干薄手だから春夏のライディングにちょうどいいんですよね。
「確かにG9はバイクウェアとしてもなかなか優秀。漫画や映画の主人公もよくこれを羽織ってバイクに跨っています。ジーンズやチノを合わせるのが定番ですが、ちょっと当たり前すぎるように感じたら、ボトムスにヒネリを加えてみるといいですよ。上のコーデではあえて迷彩柄のモトクロス用パンツをセレクト。モトパンは乗車時の運動性能を高めるためパターンが独特で、シンプルなブルゾンスタイルをぐっと新鮮に演出してくれますよ」(青柳さん)

 

[CASE2]ザ・ノース・フェイスのコンパクトアノラックで築くライダーズ・スタイル

ザ・ノース・フェイスのコンパクトアノラック1万2000円、同Tシャツ6800円。以上(問)ゴールドウイン カスタマーセンター TEL.0120-307-560 スタン レイのパンツ1万2000円。(問)ハイ!スタンダード TEL.03-3464-2109 カドヤのブーツ2万3800円、同グローブ8000円。以上(問)カドヤ TEL.03-3843-2000 その他はスタイリスト私物

スタイリスト青柳光則さん

「アウトドアMIXなスタイルは街中を流すのにも絶好。軽快な感じが小型や中型バイクとも好相性です」

続いて青柳さんがオススメするのが、アウトドアブランドの高機能アウターをバイクウェアに流用したスタイル。
「ここ数年アウトドアMIXなファッションも流行っていますし、こういうスタイルならバイクを降りて街中を散策しても違和感はまったくないでしょう。軽快感もありますし、とくに小排気量のバイクやスクーター乗りなんかにオススメしたいですね。ちなみにアウトドアウェアは防風性や撥水性なども高く、キャンプツーリングをするライダーには昔からこの手をうまく取り入れている人が多いんです。アウトドアウェアらしいビビッドな色合いは夜間の視認性も高く、安全面からもオススメしたいですね」(青柳さん)

 

[CASE3]バブアーのスペイで築くライダーズ・スタイル

バブアーのジャケット3万3000円。(問)バブアー 渋谷店 TEL.03-6450-5993
セントジェームスのシャツ1万800円、キャシディ 81のパンツ1万3800円。以上(問)原宿キャシディ TEL.03-3406-3070 カドヤのグローブ7200円。(問)カドヤ TEL.03-3843-2000 フォックスのオフロードブーツ3万4000円。(問)ダートフリーク TEL.0561-86-8305

スタイリスト青柳光則さん

「英国のクラシックなフィッシングJKも、合わせ次第でモダンなライダーズ・スタイルに使えます」

英国のバブアーといえば「インターナショナルジャケット」という伝統のライダーズウェアがありますが、上のコーデで青柳さんはフライフィッシング用に開発された「スペイ」をチョイス。厳密には、スペイよりも着丈を若干長めにし、生地をシワになりにくいシェイプメモリー素材に変えた「スペイ シェイプメモリー」というモデルだ。
「インターナショナルだと直球すぎて面白くないと思いまして(笑)。そもそもバブアーにはビデイルをはじめ他にもバイクにぴったりなアウターがたくさんあります。その中からこのスペイを選んだのは、ブルゾン的な絶妙な着丈感がバイクにちょうどいいから。ベトつくオイルド生地じゃないところも夏のライディングに適しています。ちなみにこのコーデでは足元をあえてガツンとしたモトクロス用ブーツにしましたが、こうすることでクラシックに傾きすぎず、新鮮なライダーズ・スタイルとなるんです。アドベンチャー系のバイクや最近はやりのネオクラシック系バイクにも似合うと思いますよ」(青柳さん)

 

ただし安全面も大事!
プロテクターは必須です!!

今回は定番アウターを軸としたライダーズ・スタイルを紹介したが、こういうファッションでバイクに乗る場合、中には必ずプロテクターの類いを着用したい。ていうか、ぶっちゃけプロテクターさえ装備していれば、いつもキミが着ている服の多くもバイク用に流用できるのだ。痛い目見たくないならここは絶対遵守!

Vol.1では[ファッション性]+[安全性]を両立した3大ライダーズ・ブランドをご紹介

※表示価格は税抜き


写真/植野 淳 文/吉田 巌 スタイリング/青柳光則 ヘアメイク/北村達彦

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