string(38) "https://www.e-begin.jp/article/364362/"
int(1)
int(1)
  

旧式吊り編み機 ファッション 代表ブランド ループウィラー

1970年代以前の機械で古きよき風合いは作られる

天井から吊り下げられることから吊り編み機と呼ばれ、丸編み機の中でも古い”旧式”は、現在世界中でも和歌山県内の2か所でしか稼働していない。最新機と比べ生産効率は約30分の1~10分の1と非効率だが、糸にストレスをかけずゆっくり編み上げるため、ふっくら、かつ復元力のある生地に仕上がる。そして、編み機には数百本の針が取り付けられているが、その調節は熟練した職人にしかできない。機械のメーカーも既になく、リペアも職人が担当する。まさに職人ワザなくして、旧式吊り編み機は動かないのである。

1209g_ka04_img03

旧式吊り編み機を有名にしたのは、ご存じ「ループウィラー」。編み機の特性にいち早く着目して製品作りに活かし、何度洗っても風合いが持続する、”吊り裏毛”を世に広めた功績は計り知れないものがある。

1209g_ka04_img04

1209g_ka04_img05

1209g_ka04_img06カネキチ工業の旧式吊り編み機。最盛期には和歌山県内で約9000台稼働していたが、’60年代から高速編み機へ移行。現在はカネキチと和田メリヤスの2社、200台余りが稼働中。

1209g_ka04_img02

時代に応じて若干シルエットを変更つつ、創業当時から続くド定番モデルの「LW09」。

※本記事に掲載されている商品の仕様などの情報は、原則として2012年Begin9月号の特集に掲載された当時の情報となります。現在の仕様や情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

  • 前のページへ
  • あ
  • か
  • さ
  • た
  • な
  • は

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ