アーバンリサーチ

間もなく終わろうとしている平成のいち時代。よくよく振り返ると、日本でジーンズ人気が爆発した時代そのもので、常にファッションの主役にいたといっても過言ではありません。日本におけるトレンドも知っておけば、ますますジーンズへの造詣が深まることでしょう。
 

1980末

1980末 ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:フレンチアイビー キレカジ
当時の出来事:ベルリンの壁が崩壊し冷戦終結。ダブル浅野がブレザーを着てメッシュベルトをしていた。

昭和の終わりから流行したフレンチアイビー。ローファーなどのフレンチに、紺ブレといったアメリカものをMIXしたスタイルで、ボトムにリーバイス501が注目され、日本での知名度が一段と浸透。この流れから平成初期にキレイめなカジュアル、キレカジが流行した。
 

1990~

1990~ ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:渋カジ ハードアメカジ
当時の出来事:ジュリアナ東京ノリノリ、バブル崩壊。『ラブストーリーは突然に』、『SAY YES』がヒット。

渋谷の若者のアメカジムーブメント、渋カジがブレイク。当初は小沢健二といったポップなイメージだったが、徐々にライダースやエンジニアブーツといった怖めのハードアメカジが台頭した。この頃から日本ではジーンズに、ヴィンテージという価値観が表れ始める。

1995~

1995~ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:裏原ブーム ハイテクスニーカーブーム
当時の出来事:地下鉄サリン事件で社会不安が広がる。NOMOが大リーグの新人王に。アムラーブーム。

明治通りの裏通りにオープンした「ノーウェア」から裏原系ファッションが台頭。カリスマ的アイコンの藤原ヒロシも、リーバイスの愛用者だった。’95年にはエアマックスがハイテクスニーカーブームを起こす。ヴィンテージブーム最高潮で501XXは高嶺の花になった。

1998~

1998~ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:B・BOY スケートスタイル
当時の出来事:地下鉄サリン事件で社会不安が広がる。NOMOが大リーグの新人王に。アムラーブーム。

明治通りの裏通りにオープンした「ノーウェア」から裏原系ファッションが台頭。カリスマ的アイコンの藤原ヒロシも、リーバイスの愛用者だった。’95年にはエアマックスがハイテクスニーカーブームを起こす。ヴィンテージブーム最高潮で501XXは高嶺の花になった。

2002~

2002~ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:セレブデニム タイトシルエット
当時の出来事:日朝首脳会談が開催。タマちゃんが多摩川を泳ぐ。ベッカムのソフトモヒカンが流行。

米国西海岸のデニムブランドが大流行。装飾性のあるデザインとダメージ加工が特徴で、ハリウッドスターが愛用したことからセレブデニムと呼ばれた。一方でエディ・スリマンによるディオール・オムのデニムがブレイク。ナローなジャケパンスタイルが最先端に。

2005~

2005~ ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:Newアメトラ ヘリテージ
当時の出来事:小泉首相が郵政解散を行う。プロ野球のセ・パ交流戦が開幕。クールビズが推進される。

エディ・スリマンによるモードの流れは、アメトラにも波及。バンドオブアウトサイダーズ、トム ブラウンなど、細身のアメトラが脚光を浴びる。アメカジのヘリテージの再解釈も注目され、ヘビーデューティなアイテム、復活したRRLのジーンズも再び評価が高まる。

2012~

2012~ ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:Newシティーボーイ 白ソックスルック
当時の出来事:東京スカイツリー開業。ワイルドな、デニムセットアッパーのスギちゃんが流行語大賞受賞。

雑誌ポパイのリニューアルで、21世紀にシティーボーイが復活。トラッドなアイテムで肩の力が抜けたスタイルが流行る。またパンツの短丈化で抜け感を活かせる白ソックスが大流行。アー・ペー・セーのデニムが再燃し、フレンチなデニムコーデにもピッタリだった。

2015~

2015~ ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:ノームコア スポーツMIX
当時の出来事:インバウンドの爆買い現象が起きる。徳川家康没後400周年。五郎丸ポーズが流行。

気取らないノーマルハードコアなスタイル、ノームコアが世界的なトレンドとなる。スポーティなアイテムを普段着にさらりと取り入れる、スポーツMIX、アスレジャーも男女ともに流行。こうした軽快なスタイルのトレンドから、薄色デニムの人気が高まった。

2017~

2017~ ジーンズ ファッションイラスト画

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トレンド:ラグジュアリーストリート シュプリーム
当時の出来事:インスタ映えが社会現象に。ひふみんこと加藤一二三九段が引退。ビギン創刊30周年。

オフホワイトのヴァージル・アブローがルイ・ヴィトンのクリエイティブディレクターに就任するなど、ラグジュアリーストリートがキーワードに。再びシュプリームを着る大人も急増した。デニムのシルエットはテーパードにワイドも顕著で、混沌とした「並」に。

 
※表示価格は税抜き


文/桐田政隆 イラスト/TOMOYA

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