特集・連載
え? いつものグリーンのタンカーでしょ? いえいえ、実は’83年当時の色に戻ったんです!
人気ブランド“実は”な名作 ポーター、ニューバランス、ホワイトハウスコックス……etc.って、モノ好きなら名前を聞いただけで思わず食指が動いちゃう人気ブランドたち。でもそのブランドはだいたい網羅してるし~、なんてタカを括ってるそこのアナタ、ちょっと待った~!! 本特集で紹介するネタは、これまでとはワケが違います。というのも「あの定番モデルに、そんな色あったっけ!?」とか「そのアレンジは知らなかった~」な“盲点”目線でネタを大発掘! きっと、仰天・驚愕のオンパレードで心躍ること請け合いですぞ!! この記事は特集・連載「人気ブランド“実は”な名作」#02です。
誕生35周年を機にポーターのタンカー初期色がカムバック
タンカーはビギンでもこれまで数えきれないほど多く紹介してきたので、“MA-1をイメージして開発したオリジナルの3層生地が……”な~んて説明も、定番好きにとってはすっかり耳タコになってることでしょう。
が、実はこの名作のアイコンとも言えるセージグリーン、誕生時から微妙に色みが変わってたって知ってました!?
当時を知る鞄ツウの業界人との話の中でこの色の変化が話題になったそうで、同社はタンカー誕生35周年の節目として、今季から’83年当時の色に戻すことを決意。黄みが強い現行品から、青みがかった初期カラーへ再調整されることになったんです。
機械オンリーで大量生産することが難しく、逐一人の手が必要となる生地だからこそ生じたわずかな色ブレ。それを初期化した再生タンカーと聞けば、定番好きなら確実にテンション上がるはず!
引き手にもブランド名入り
発売当初と同じプレス製法
引き手も現行モデル(下)から、1983年発売当初と同じプレス製法に戻している(上)。ヴィンテージ感のあるパーツにPORTERのブランド名入りと、細部までこだわった仕様に。
現行モデルの引き手
PORTER
ポーターのタンカーリュックサック
今季から1983年当時の色に再調整。よりリアルなMA-1に近い色合いに。左/W35×H41.5×D15cm。5万2000円(吉田)。右は現行モデル。
ポーター(PORTER)
表にあるはずのタグがないロゴなしポーターも
ANATOMICA×PORTER
アナトミカ×ポーターのヘルメットバッグ
米軍のデッドストックカモ生地を使ってるってのもさることながら、通常外付けされるロゴを内装に付けたレア仕様に萌え♡ W47×H49cm。3万9000円(アナトミカ 東京)
内装だけにロゴがチラリ
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年3月号の記事を再構成]写真/大嶽恵一 文/黒澤正人 スタイリング/佐々木 誠