TIMEXのエモいい話
「タイメックス」がこんなの作ってたの!? 知的さを醸すムーンフェイズに迫る
ノスタルジックなテイストが新鮮に映るいま、1854年からの歴史を誇るタイメックスの時計は台風の目。思わずエモいい♡ と悶えるその時計は、未来のヴィンテージといえます。本連載ではそんな未来のヴィンテージ時計のポテンシャルを明かすべく、タイメックス愛あふれるライターが、日本一詳しいタイメックスラバーを直撃。魅力を徹底解剖します!


ライター
ハタ
日本一のタイメックスラバー♥とTIME TRIP!!

ファッションデザイナー
Eddieさん
1973年生まれのファッションデザイナー。日本一のタイメックス蒐集家としての顔を持ち、所有数はじつに300本以上。時計はミントコンディションのもののみ買うことをモットーにしている。インスタも大好評。
- IG
- @timexrolex
「無駄を楽しめるって、最高の贅沢。未来に残したい時計です」
ハタ ズギューン! ときました。かわええ♡ 旬のムーンフェイズですね。
エディ へぇ〜、90年代のリイシューなんだ。いい意味で“ぽくない”時計。タイメックスがこんなの作ってたの!? って意外性がイイじゃないですか。
TIMEX 1990 Moon Phase & Calendar Dial Reissue

月の満ち欠けを示すムーンフェイズを搭載したモデルのリイシュー。上のリュウズを回すと曜日を記した外周のインナーベゼルが、下のリュウズを回すとカレンダーを記した内周のインナーベゼルが回る機構も、遊び心をくすぐる。見て楽しく、イジって楽しい一本だ。φ37mm。SSケース。レザーストラップ。5気圧防水。4万8400円。
ハタ 元ネタのほうは昼と夜を表示するサン&ムーン機構だったみたいですが、径も一緒だしほぼ顔は同じ。たしかにタイメックスでは珍しい、デコラティブな文字盤ですね。陰陽師の結界みたいな。ちょっとサファリみもある。

エディ これ、上のリュウズが曜日を示すインナーベゼルと、下のリュウズがカレンダーを示すインナーベゼルと連動して回るようになってるんだ! 結構複雑な機構してるんだなぁ。だからなのか、ちょっぴり重みがある。
ハタ ホントだ。でも意外と腕馴染みはよくて。好きです、この時計。
エディ ハタさんは今日マリンボーダーの長Tを着てるけど、すごく似合ってる。シンプルな装いにハマりますね。知的に映るというオマケも(笑)。
ハタ そのオマケうれしい♡ それはそうとこれ、SSケースなんですね。丸みのあるシェイプが真ちゅうケースのそれっぽくて意外でした。
エディ 言われてみるとそうかも。虫めがねみたいにモリッとしたミネラルガラス風防ともマッチしていますね。カタログに表記はないけど、90年代のオリジナルは時代的にアクリル風防だったんだろうな。スペックを比べると、生活防水だったのが5気圧防水になっていたり、さらっとグレードアップしている部分があるのも面白い。

ハタ ベルトも型押しになっていたり、品のよさが増している感じがします。ところでエディさんはムーンフェイズのタイメックスってお持ちですか?
エディ いえ。サン&ムーンのなら持っています。ノアとのコラボウォッチ(※①)で、これも意外性がいいなと。
ハタ 月とか太陽とか、ボクもこの手の時計に惹かれるんです。『耳をすませば』が好きな人は好きなはず(笑)。
エディ 天文学は時を読む基礎ですしね。ムーンフェイズやサン&ムーンの機能は、昔のアプリみたいなもので。日常生活に必要はないんだけど、こういう無駄を楽しめるのって最高に贅沢だと思う。古くから続くエモいい時計として、未来に残していきたいですね。
エディさんのタイムトリップ名品
❶サン&ムーン窓が目を惹く「ノア」との大人気コラボウォッチ

※表示価格は税込み
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/秦 大輔 イラスト/TOMOYA