【西口修平さん他】お洒落のプロたちが一生モノのGジャンを語る

【洒落者とGジャンが紡ぐ一生モノの藍(LOVE)ストーリー】
耐久性と経年変化の期待から、一着買えば長く愛せるGジャン。即ちパートナー選びは失敗できないってことで、敬愛するベーシックラバーの方々に私的エピソードを伺いました。
ドレスの装いに奥行きが生まれる
LEVI’S/1950s Lot.507XX 2nd

ビームスF ディレクター
西口修平さん
メンズドレスレーベル〈ビームスF〉のディレクターを務め、現在は様々なブランドのコラボレーションやディレクションも行う。SNSの総フォロワーは20万人を超える。
探し続けたリーバイスのセカンド。これは1953年製で、紙パッチになる前の初期型。袖口こそ擦れていますが色は残っていますし、何より僕のサイズなのが決定打でした。こう見ると、セカンドってヘンなカタチなんですよね。
まず、着丈がかなり短い。それと袖付けがほぼ横向きになっていて、脇に生地が溜まり肩が丸みを帯びる。これは着丈のバランス的にも、ハイライズのウールパンツなんかに合わせて着たいですね。トップスはたとえばポロを選んで、ちょっとかしこまった感じに。自分はドレス畑ですが、こうした古着をミックスできる土壌があるのは強みだと思っています。
初めて意識した男服
LEE AMERICAN RIDERS/101-J RIDERS JACKET

ファッションディレクター
金子恵治さん
「FOUNDOUR」、「BOUTIQUE」のクリエイティブディレクター。その他ブランドのディレクションも精力的に行う。昨年末に開設されたYouTube「服録」にも要注目。
学生時代に“こういう服こそ男服だ!”という意識を芽生えさせてくれたのが、リーの名作101-J。これまで色々なデニムジャケットに袖を通してきましたが、他社のアイテムよりも立体的で身体にしっくりフィットするパターンワークに、機能美も感じさせられました。
振り返ればこれを愛して以降、ライダースジャケットやエンジニアブーツといった男くさいアイテムにハマっていくことに(苦笑)。今でもなお自分でバイイングするアイテムには少なからず“機能美のある男服”というイメージが反映されていますし、実際に自分のワードローブの軸にもなっているんです。
「それどこの?」率100%
A.P.C./DENIM JACKET

シップス 社長室 サステナビリティディレクター
高梨勝央さん
1997年に入社し、長年プレスを務めた後、2018年から現職に。社内ではアメカジ&サーフィン好きとしても有名。デニムと湘南と2人の子どもをこよなく愛すナイスパパ。
A.P.C.のジャケットとジーンズが、25年ほど前からの愛用デニム。飾りステッチが省略されていたり、ボタンに派手な細工がなかったりと、とことん徹底して追求されたクリーンなイメージは、自分にとってスーパーベーシックとも言える特別な存在です。
ジーンズはピタピタになりすぎない細身シルエットで、リーバイスの501に比べて野暮ったくないのがイイ。ジャケットは色落ちが想像以上にキレイで、生地の作りもしっかりしてる証拠だなぁと心底感心させられています。着ていると“それどこの?”と必ず聞かれる、優越感をもたらしてくれる自慢のデニムですね。
※表示価格は税込み
[ビギン2026年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
