【TIMEXのエモいい話】Y2K期に誕生したモデルをあえてそのまんま復刻！

かつての“思い”まで復刻する心意気に惚れた！

TIMEX［タイメックス］
IRONMAN Flix 100（アイアンマン フリックス 100）

スポーツウォッチの傑作｢アイアンマン｣シリーズの知る人ぞ知る1999年作を、当時のままに復刻。旧時代の機能の数々が、スマホ時代の今だからこそ鮮烈に心を掴む。レジンケース。幅42mm。10気圧防水。各1万8150円。

時間を忘れて話し込んじゃう♪

マスイ　第1回のお題は「アイアンマン フリックス 100」です。この時計、知ってました？

ハタ　恥ずかしながら……。でもめちゃくちゃカッコいいじゃん！　1999年の復刻作とか。まさに流行のY2Kどんぴしゃな。

マスイ　1999年、どんな年だったか思い出してみました。モー娘。が「LOVEマシーン」を出した年で、あとジュークが紙ヒコーキの歌とか歌ってたすよね。

ハタ　エモいねー。さておきアイアンマンって初代の8ラップだけじゃなくて、グッドデザイン揃いなんだよね。コイツは初代も手掛けたジョン・T・フーリハンさんのデザインらしくレトロフューチャーな趣満点だけど、大ぶりでどこかミリタリーっぽいのが面白い。そのくせ着けてみると超〜がつくほど軽いし、100ラップも記録できるし、ひたむきにスポーツウォッチとしての性能を突き詰めていた時代の時計なんだろうなと。

マスイ　液晶も初代より大きくて見やすくなってますよね。ちなみにこの時計、腕を強く振る＝フリックすると文字盤が光るみたいす。ヒュッ！　ヒュッ！　ほらっ！

ハタ　光ったー！　あれだ、走っているときに誤反応しちゃいけないから縦に振っても反応しなくて、ほんとに間柴のフリッカージャブみたいな動きすると光るんだね。

マスイ　マシバってなんすか？

ハタ　はじめの一歩の間柴でしょうに！　とにかく、走ってるときボタンをいちいち押さなくていいのは便利。ヒュッ！　も楽しいし。

マスイ　よく出来てるすね。あともう1つ、この時計にはメモ機能があって。8文字 × 3頁の24文字を10件ほど記録できます。

ハタ　少な！　てか、打ってみたけど操作もすこぶる面倒で（笑）。ポケベル思い出しちゃったよ。

マスイ　でも昔はこれが最先端で、ランナー同士アドレス交換とかしてたかと思うとエモくないすか？

ハタ　エモいわー。何より自分が大好きなのは、化石みたいな当時の機能をあえてそのまま復刻するタイメックスの心意気よ。聞けば、メモリも増やせるしソーラー機能とかも全然加えられるんだけど、重くなるし、そもそもの設計思想から外れるからあえてしないと。

マスイ　どうせ復刻するなら思想まで──って、エモいい話や〜!!

【TIMELYな意匠】ポチポチ打って記録するアナログすぎるメモ機能

左下のモードボタン、右下のセットボタン、右上のリコールボタンetc.さまざまなボタンを使ってメモが打てる（8文字 × 3頁を10件）。ランナー同士のアドレス交換などに重宝した。

【TIMELESSな意匠】腕を振るとピカ～ンと光るインディグロナイトライト

文字盤全体が発光するタイメックスお馴染みの機能を装備。しかも、走りながらヒュッ！と外側に腕を振る動作＝フリックするだけで光らせられるのが、｢フリックス｣の醍醐味だ。

※表示価格は税込み

写真／上野 敦（プルミエジュアン）　文／秦 大輔　イラスト／TOMOYA