SUIT SQUARE（スーツスクエア）のABC

ビジネスパーソンの駆け込み寺として長年親しまれてきた「ザ・スーツカンパニー」の各店舗が、昨年「スーツスクエア」に生まれ変わったこと、多く方がすでにご承知かと。一方、どのように進化したのか気になりながら、まだ実際の店舗を訪れていない方もいるのではないでしょうか？　

「スーツスクエア」は、多様化する現代のワークスタイルに合わせて、多彩なビジネスウェアを一堂に揃えた店舗。特徴的な四角いロゴマークは、「ユニバーサルランゲージ」、「ユニバーサルランゲージメジャーズ」、「グービ」、「ホワイト」の４つのブランドで構成されることを意味しています。

今回はそれぞれのブランドの特徴をご紹介しながら、改めてパワーアップした店舗内の模様をリポートいたします！

実態を探るべくスーツスクエア TOKYOGINZA店に潜入！

訪れたのは、スーツスクエアの旗艦店にして、銀座界隈のビジネスパーソンや、銀座を訪れた買い物客で連日賑わいを見せている「スーツスクエアTOKYOGINZA店」。案内は同店プレスの萩原秀哉さんにお願いしました。

2014年入社。店舗スタッフとして活躍後、ビジュアルマーチャンダイジングチーム、ECコンテンツデザインチームを経て、2022年から現職に。スーツスクエアの魅力をより多くの人に伝えるべく日々奮闘するイケメンプレスです。

【UNIVERSAL LANGUAGE】
上質なスーツからセットアップまで網羅する
スーツスクエアの基幹ブランド

まずはおなじみの「ユニバーサルランゲージ」から紹介してみましょう。スーツスクエアの主力ブランドだけあり、「スーツスクエアTOKYOGINZA店」においてももっとも広い売り場面積を占有していました。

「改めてご説明しますと、ユニバーサルランゲージはデザインや素材、縫製にこだわったオリジナルアイテムを中心に、多彩なビジネスウェアを展開するブランドです。上質なスーツやジャケットを常に良心的な価格でご提供していることから、本格志向の方々にも非常にご愛顧いただいています。もちろんフォーマルウェアも豊富に揃えていますので、急にセレモニーやパーティなどのご予定が入ったということで、駆け込まれるお客様も多いですね」（萩原さん）

ユニバーサルランゲージのスリーピーススーツ5万4890円、同シャツ5390円、同タイ9790円、チーフ3190円。

取材に訪れた際、「ユニバーサルランゲージ」の売り場において、一番目立つところに飾られていたのは、Begin本誌の巻末連載「今月のBest Buy」で紹介された尾州生地のスリーピーススーツでした。

「おかげさまでBeginの巻末連載で紹介していただくスーツは毎回とても好評。ザ・スーツカンパニーの時代から“今月号に載っていたスーツが欲しい”というお声もよく伺っていましたので、毎回、掲載スーツを雑誌とともにディスプレイしているんです」（萩原さん）

機能性に特化したセットアップ等を展開する
ユニバーサルランゲージネイビーレーベル

ユニバーサルランゲージネイビーレーベルの“スマみえ”ジャケット1万8590円、同“スマみえ”パンツ9790円。

ユニバーサルランゲージでは、本格的なスーツやジャケットのほか、今どきのオフィスカジュアルにふさわしいアイテムを揃えたレーベルも展開しています。それが「ユニバーサルランゲージネイビーレーベル」。機能素材を用いて快適に着用できるセットアップやジャケットを中心に展開し、幅広い世代に人気です。

「とくに最近は多くの人をスマートに見せることから、“スマみえ”と命名したシリーズのセットアップが好評です。使用する型紙は、2000人以上からそれぞれ約400箇所にわたる部位を計測した後、そのスキャンデータをもとに30歳男性を最も美しく見せるシルエットとして作成したもの。もちろん我々の製品ですから、スーツ専門工場できっちり仕立てており、ラペルのロールや随所の縫製などは、目の肥えた服好きも納得していただけるものと自負。ぜひ一度お試しください」（萩原さん）

【UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE’S】
お気に入りの一着が手に入る
オーダーブランド

「スーツスクエアTOKYOGINZA店」の中央には、まるで老舗のテーラーのような落ち着いたスペースが用意されていました。こちらはユニバーサルランゲージのオーダー部門である「ユニバーサルランゲージメジャーズ」のコーナー。“オーダースーツを作る悦びを、すべての人に”をコンセプトに、熟練の専属スタイリストがきめ細やかなヒアリングと採寸を行い、一人一人のお客様の志向と体型にぴったりフィットしたスーツ作りのお手伝いをしてくれます。

型紙を“ブリティッシュ”“ナポリ”“ミラノ”の3タイプから選ぶ、いわゆるパターンオーダーですが、ディテールや縫製の仕様、細かいシルエット調整などの自由度は非常に高く、選択肢は100万通り以上になるそうです。

生地の選択肢の広さも自慢。国内外の有名生地メーカーのバンチブック（生地見本帳）を豊富に取り揃えており、その中からじっくりと好みの生地を選ぶことができます。

「人気のヴィターレ・バルベリス・カノニコはもちろん、ゼニアやロロ・ピアーナ、スキャバルなどのラグジュアリーな生地もご用意しており、スペイン王室が独占した幻のウール、エスコリアルなどの希少生地も限定期間・店舗で展開。すべて当店ならではの特別なプライスでご提供していますので、オーダー初心者の方も安心して訪れてください」（萩原さん）

なおオーダースーツのエントリー価格はなんと3万1900円〜（納期は約4週間）。自分だけの一着を仕立てたい人なら、見逃せません！

スーツだけでなくシャツのオーダーも可能

ユニバーサルランゲージメジャーズではドレスシャツのオーダーも可能。衿型やカフス、シルエットなどを好みの仕様にでき、生地もアルビニやトーマス・メイソンなど名門謹製のものが豊富に揃います。お値段は8580円〜（納期は約4週間）とこちらも極めてリーズナブルなプライスですので、スーツを仕立てた際はぜひこちらもご一緒にどうぞ。

【GOOVI】
人気ディレクターが展開する
ドレカジブランド

「BEAMS」のドレスクロージングのバイヤーを経て、ファッションクリエイターとして独立。有名ブランドのアドバイザーやセレクトショップのクリエイティブディレクター、そしてスーツスクエアのドレカジブランド「グービ」のディレクターなど多方面で活躍。海外でもそのセンスが注目され、SNSフォロワーは10万人越え。

続いて萩原さんが案内してくれたのは、お洒落感度の高い男女の間でただいま人気上昇中の「グービ」のアイテムが並ぶコーナー。こちらはビームス出身の人気ファッションクリエイター、高田朋佳さんがディレクターを務めるブランドで、“日本の美意識を着る”コンセプトに、上質なジャパンファブリックにこだわったアイテムを展開しています。

「このダブルジャケットに顕著ですが、少しゆるめで丸みを帯びたパターンを採用し、きちんと見えながら、肩肘張らずに着用できるところも人気の理由。もちろんタイドアップからニット合わせまで、幅広い着こなしに対応します。今らしく着られるジャケットやセットアップをお探しの方には、自信を持っておすすめできます」（萩原さん）