グラミチのデッドストックが、史上最高の”黒”で蘇る⁉ 名門とのサステナブル企画、ビギンしま~す!

ここ数年、ファッション業界のキーワードになっている「SDGs」。持続可能な社会を目指して、多くのブランドで急速に意識が高まってきています。環境に配慮した素材の採用や、長~く使えるようにするためのリペアサービスの開始など、その取り組みの内容は実に多種多様……。本連載では「SDSEEDs(エスディーシーズ)」と称して、ファッション業界のサスティナブルの種を紹介していきます!

今回注目するのは、ビギンではおなじみのパンツの名門・グラミチ。アパレルの宿命でもある「在庫廃棄」問題に取り組むべく、ビギンとグラミチ、そして名古屋黒紋付染の山勝染工が力を合わせ、サステナブルな取り組みがスタートしました!

廃棄寸前だったグラミチのデッドストックが蘇る⁉

今回のプロジェクト発足のきっかけとなったのが、グラミチのデッドストック。これまでは定番モデルを除き、シーズン限りのカラーやモデルは売れ残ったら廃棄するより他がありませんでした。そこでグラミチが「これをなんとか再利用できないか」とビギンに相談を持ちかけたところ、過去にBegin FUNDINGでのプロジェクトも実施した大正8年創業の老舗「山勝染工」とのコラボレーションが実現!

「山勝染工」といえば、経済産業省から伝統的工芸品の認定を受ける日本伝統の染め物技術「名古屋黒紋付染」。百年以上にわたって受け継がれてきた黒染めは、どんな黒よりも濃く美しい“漆黒”と言われ、名古屋黒紋付染は冠婚葬祭で着用する特段第一礼服(普通の黒紋付染めは第一礼服)になっているという由緒正しき染め物なんです。そんな山勝染工の代表・中村 剛大さんもグラミチの大ファンらしく、本プロジェクトを持ちかけると二つ返事で快諾。「染め師」と呼ばれる職人たちの熟練の技で、グラミチのデッドストックをディープブラックに染め上げてもらいました!

それがこちら。どーです⁉ 元の色がわからないほどムラのない漆黒に染まっていますよね。これにはグラミチの担当者も「グラミチも製品染めですが、同じ染め方でもこんなに深く黒く染まるなんて感動した」と驚きを隠せない様子。何より合わせるトップスを選ばない黒パンツってのが最高にウマい!

とはいえよーく見ると、コットン部分は天然素材のため黒に染まっていますが、ステッチは化学繊維のため元の色のまま。元のパンツの名残を感じられるばかりか、染まりきらないステッチがワークパンツ風味なアクセントとして映えているじゃありませんか!

 

実際に履いてみるとこんな感じ。黒染めで加工しているとはいえサイジングは変わらないので、グラミチならではの美シルエットも健在です。てなわけでビギン×グラミチ×山勝染工の3社コラボで実現したサステナブル企画は、12/15(金)より販売スタート予定! 本数はデッドストックを使用につき数量限定となるので、気になる方は早めのチェックがおすすめです!

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写真/平井俊作 武蔵俊介

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