”通しか知らない”をサクッと学ぶ[10minutes ヴィンテージ]

「春夏にこそ穿きたい雪隠れ軍パン」

USアーミーのスノーカモフラ オーバーパンツ

USアーミーのスノーカモフラ オーバーパンツ
TEACHER:LIOT オーナー 平木義之さん

猫も杓子もワイドパンツな今だからこそ、“違い”を求めたくなるのが、モノ好きの性。ってことで今回ゴリ推ししたいのが、この極太白パンツです。

「米軍が1944年頃から1990年代まで、マイナーチェンジを加えながら採用していた、通称スノーカモフラ オーバーパンツ。名前の通り、雪の中で敵の目から逃れるために、パンツの上から着用することを想定して開発された、真っ白なボディと、超絶ワイドなシルエットが特徴です」。

数年前までは知る人ぞ知るマニアックアイテムだったはずが、ここ最近人気が急上昇。

「個人的には、同じく極太シルエットのニードルズのヒザデルパンツがブレイクしたことで、注目され始めたんじゃないかなと。’60年代中頃以降の後期型は、膝にダーツが入れられていて、ユル〜く穿ける。けれど真っ白だから品もあって、春夏にもうってつけ。ミリタリー由来の意味あるワイドシルエットとクリーンな面構えが、服好きに刺さってるんだと思います」

 

ミルスペックもばっちり“スノーカモフラ”

USアーミーのスノーカモフラ オーバーパンツ

 

オーバーパンツ由来のガバッとワイドなシルエット

USアーミーのスノーカモフラ オーバーパンツ

USアーミーのスノーカモフラ オーバーパンツ

名作カーゴパンツ“M-65”の上に重ねて穿くことを念頭に開発された後期型(前期との違いは下参照)。フラップ付きのポケットや膝のダーツなど、M-65と同仕様ながら、太さは段違い! 「この迫力が大ウケして、すでに数百本近く売れています」。9900円(LIOT)

より希少な’40年代製も要チェック!

USアーミーのスノーカモフラ オーバーパンツ
シルエットはややストレート寄り

写真上は’44年頃の最初期モデル。上で紹介した後期モデルとの最たる違いは前開きの仕様。前期はガスフラップ付きのボタンフライ、後期はジップフライ。シルエットも前期のほうがやや細めだ。1万8700円(LIOT)

技術の歴史を感じさせる前開きの違い

USアーミーのスノーカモフラ オーバーパンツ ボタンフライ ジップフライ
左/’40年代はボタンフライ 右/’70年代はジップフライ

LIOT オーナー 平木義之さん

LIOT オーナー
平木義之さん

ミリタリーに自信ありの横浜の人気古着店。そのボスは豊富な知識を基に、アメリカを中心に世界各国へ自ら買い付けに赴く行動派!

※表示価格は税込み


[ビギン2022年6月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン)文/黒澤正人

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