「今こそ欲しい」バッグの傑作モノ6選
手前味噌ながら、これまでビギンは傑作モノを発掘しては、どこよりも深く魅力を掘り下げてきた自負があります。では今欲しい傑作モノとは何か? 今回は「今こそ欲しい」バッグをテーマに“傑作モノ”を6選ドドンとご紹介します!
①バックパック界のロールスロイスといえば……【グレゴリーのデイパック】
背中蒸れ問題を解決し最強の背負い心地に!
背負うのではなく“着る”という発想から生まれた使い心地は“ロールスロイス”に喩えられるほど。アウトドア⇄街使いでサマになるとあり、ビギンでは幾度となく紹介してきたド定番です。
ただ高温多湿な日本において“背中のムレ”は避けられなかったワケですが、今作ではその問題を解消すべくテクニカルパック用に開発された3Dフォームを採用!
多層の凹凸が設けられた仕様により背中とパックのあいだに隙間が生じ、空気が通り抜けていくんです♪ お馴染みのクラシックな顔つきはそのまま、背負い心地はより快適に。まさに傑作の理想的な進化と言えましょう。
クラシカルな顔つきそのままに快適さアップ!
GREGORY[グレゴリー]
デイパック PFM
定番モデルの背面に、最新の3Dフォーム・バックパネルシステムを搭載。多層フォーム構造により背負った状態でも空気の流れを確保し、オールシーズン快適な背負い心地が得られる。W40×H45.5×D6.5cm。2万7500円(グレゴリー/サムソナイト・ジャパン)
グレゴリー夫妻が追求した背負うのではなく“着る”デイパ
背面がメッシュで蒸れにくい!
②一生使える出張&旅の定番といえば……【リモワのスーツケース】
出張に旅行に重宝するサイズでストレスフリーな旅を♪
リモワといえば、たくさん買い物しても大丈夫♪な超軽量アルミニウム製スーツケースが代表作。お洒落のプロにも愛用者が多いことでも有名です。そんなココの定番モデルに、機内持ち込みサイズも充実しているって知ってました?
これなら手荷物受け取りに手間取るストレスもなく、国内出張にも◎なサイズ感ゆえ使えるシーンもぐっと増えるというわけ。
でもっておすすめは、隠れ人気のチタニウムカラー。ブロンズのような色合いが高級感たっぷりで、周囲とカブりにくくイバリが利くのもなおよし! キズや凹みも味になるから、ぜひガシガシ使っちゃって~。
機内持ち込みサイズ&ツウなチタニウムカラーが賢い選択!
RIMOWA[リモワ]
キャビンS
アルミ製のボディや、4輪キャスターによる滑らかな走行が魅力の定番モデルから登場した、待望の機内持ち込みサイズ。ボディには高品質な陽極酸化加工を施し、耐久性をさらに強化している。W40×H55×D20cm。16万6100円(リモワクライアントサービス)
航空機から着想を得たアルミニウム素材
1泊2日の出張に最適!
③200kgに耐える米国製キャンバスバッグといえば……【エル・エル・ビーンのビーントート】
タフさを増した往年の上げ底がレトロな80年代カラーを纏って登場
1944年に氷の運搬用として誕生したこのトート。200kgの重さにも耐えるタフさとベーシックなデザインで、誰もが永世定番と認める名作中の名作です。
ゆえにカブりは避けられない……ってことで、周囲と差をつけるなら選ぶべきはビームス プラス別注モデルです。80年代に見られる船底をボディ中央まで深くしたデザインはそのままに、レトロなグリーン×ネイビーの配色を前作のテレコにチェンジ。休日コーデのアクセント付けに効果テキメンです。
しかも船底が深くなったことで、耐久性がさらに向上! ガチで一生使える、マイ永世定番になること必至でしょう。
ビームス プラスの手により目新しさ&タフさをプラス
L.L.Bean[エル・エル・ビーン]
ビームス プラス別注 ボート・アンド・トート
ボトムスを深めにデザインした恒例の別注モデルに、今作では1980年代に作られていたカラーを採用。アメトラ風の配色に加え、ハンドルや外側のポケットなども当時のデザインをモチーフにしている。W59×H38.5×D18cm。1万5950円(ビームス プラス 原宿)
200kg積んでも壊れな~い!
80sテイストのレトロなカラーリングが◎
④日本におけるミリタリー鞄の先駆けといえば……【ポーターのタンカー】
微差こそ大差な使いやすさを実感!
1983年に発表されたポーターの代名詞的存在「タンカー」。なかでもミリタリーに出自をもつヘルメットバッグは、長年高い人気を誇る定番モデルです。
この「PX タンカー」のヘルメットバッグは普段使いしやすい一回り小振りなサイズ感が特徴。これが微差こそ大差で、深すぎないから中身が取り出しやすく、電車で座ったとき膝上での収まりもいい感じに。
それでいてA4の書類やノートPCが余裕で入る収納力は確保し、今の時代にフィットした作りになっているんです。
下部のハンドルなど考え抜かれたディテールも◎で、使うたびに機能性の高さを実感できるはず!
あえての小型化が普段使いにちょうどいい
PORTER[ポーター]
PX タンカー 2WAYヘルメットバッグ(L)
タンカーシリーズをベースに、異なる色のテープを配したデザインが特徴のヘルメットバッグ。内装にレスキューオレンジを利かせた硬派なセージグリーンは、デビュー当時から愛される定番カラーだ。W41×H42cm。3万8500円(ポーターエクスチェンジ 渋谷)
MA-1をモチーフにしたオリジナル生地
この一回りが大きな差!
⑤人気再燃!の米国冒険家バッグといえば……【ハンティング・ワールドのキャリーオール】
新鮮なルックスに加え手の届く価格も魅力
クラシック回帰の流れで、風格漂う深緑のバチュー・クロスで人気再燃中のハンティング・ワールド。じつはこのたび、創設時に使われていたキャンバス地バッグがモチーフの「サファリトゥデイ」シリーズが、初登場の97年から四半世紀の時を経て復刻されてたんです!
軽やかな印象のポリエステルキャンバス地は幅広いスタイルにマッチし、生地の光沢やレザー使いにより品のよさもきちんとキープ。
しかもこのキャリーオール、定番のバチュー・クロス製なら10万円オーバーのところを7万円台と手の届きやすい価格なのも嬉しい点。これは新傑作となる予感大です!
グッドプライスかつ元祖のキャンバス地が狙い目!
HUNTING WORLD[ハンティング・ワールド]
サファリトゥデイ1997
創業時に展開していたキャンバス地のバッグをモチーフにして1997年に登場した「サファリトゥデイ」シリーズを復刻。品格漂う佇まいに、ネットのあしらいが程よく無骨なアクセントに。W32×H21×D13cm。7万5900円(ハンティング・ワールド帝国ホテル店)
創設者のロバート・M・リーが愛したバチュー以前の隠れ定番なのだ
クラシカルな佇まいで服馴染みよし
⑥ON⇄OFF万能のミリタリーバッグといえば……【ブリーフィングのコーデュラナイロンバッグ】
ミリタリーの要素に今欲しい機能が融合
真の「ミリタリズム」を追求するタフさと機能性の高さで、オンオフ最強カバンとして名を馳せるブリーフィング。頑強なUSAメイドでミリ風味のコクは残しつつ、現代的に再構築したのが今春登場したフレイターシリーズです。
素材には高密度に織られた500デニールのコーデュラナイロンを使用。タフながら従来のバリスティックナイロンに比べるとしなやかで、とにかく軽い! デザインもワントーンに洗練され、さらには価格もライトに♪
内装はシンプルにして収納力を確保するなど、まさに今の“ちょうどいい”をわかってる使いやすさ。新たな相棒に、ぜひ!
U-5万円&軽量化を実現したメイド・イン・USAの新シリーズ!
BRIEFING[ブリーフィング]
フレイター バケット
過去に展開していた「フライトライトバケット」をベースに、素材やデザインをアップデート。内装はシンプルだが、アウトポケットを充実させ使用頻度の高い小物を適所へ収納しやすくなっている。W46×H36×D17cm。4万4000円(ブリーフィング 表参道店)
今もなお米国生産を貫く
500デニールコーデュラナイロンでタフさと軽さを両立
※表示価格は税込み
[ビギン2022年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。