メンテナンス大全集 洗濯表示
毎日のようにケアが必要な衣類のメンテ=メインは洗濯ってことで、ここでは「洗濯王子」としても名を馳せる中村さんに取材。あまりに身近すぎておざなりになりがちな洗濯&メンテのあれやこれやをお送りします。
じつは新洗濯表示は41種類もある
これでもう迷わない?
保存版新洗濯表示解説
2016年12月より切り替えられた新洗濯表示。数こそ増えたが、押さえるべきポイントだけ覚えておけばさほど難しくはない!
洗濯処理
漂白処理・タンブル乾燥
自然乾燥
※1濡れ干しとは、洗濯機による脱水または手でねじり絞りをしないで干すこと。
アイロン仕上げ・ドライクリーニング
ウエットクリーニング※2
※2ウエットクリーニングとは、クリーニング店が特殊な技術で行うプロの水洗いと仕上げまでを含む洗濯のこと。
タグに表示されるのは5記号分。そのうち①、③、④番目を見ればOK!
「新表示で煩雑になったと感じるかもしれませんが、日本独自のJIS規格表示だったものをISOという国際規格に整合化させただけ。
今までより衣類に合った洗濯ができやすくなっています」(中村さん)。上表を見ると怯むが、5つの要素に大別されると知ればOK。上から順に①洗濯のやり方(桶マーク)、②漂白剤に関して(△マーク)、③乾かし方(□マーク)、④アイロンの掛け方(アイロンマーク)、⑤適したクリーニング(○マーク)。このうち⑤は家庭洗濯にはほぼ関係ないため、実質①、②、③、④を見ればいいのだ。
[ 洗濯家 ]
中村祐一さん
メンテナンス達人
家業がクリーニング店だったことから洗濯の奥深さに目覚め、日本初の洗濯アドバイザーとして活躍。メディアへの出演も多数。
[ビギン2018年1月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 文/山田純貴 間中美希子 礒村真介 黒澤正人 スタイリング/佐々木 誠