より“道具”な「ビデイル」はさらに男らしいバブアーだ
「なんだろ、あのバブアー? ビデイルっぽいけど、フラップポケットが4つ付いてるぞ!? なんだか男っぽくてカッコいいな!」
さもありなん。いつも以上に無骨なギア感漂う表情は、いわゆる誕生当初の1stビデイル。なんと感涙の復刻モデルなんです!
ビデイルなのに4つポケ!? あんなのあるの!?
これぞ、安心感のある未知との遭遇です
じつは第1世代のビデイルは、現行モデルとデザインが微妙に違います。大きなポイントは3つ。まず胸元はハンドウォーマーではなく、収納力豊富なフラップポケット。そして立ち上げると首をすっぽり覆う、防風性の高い大ぶりの衿。サイドベンツには可動域を広げるマチが設けられています。
ビデイルは元々、乗馬用ジャケットとして誕生しました。すでにお気付きの人もいると思いますが、これらの3つの違いは乗馬のために考えられた機能的なオリジナルディテールなんです。要は1stビデイルは本来の、より“道具”な佇まいってこと。だから、ただでさえ男らしいビデイルが、より無骨に見える。まさに安心感のある未知との遭遇に、一目置かれまくること間違いないでしょう!
スローンのニット2万9000円。(問)ユナイテッドアローズ 原宿本店 ユニバーサルオーバーオールのパンツ7900円。(問)ドリームワークス ギャレット レイトの眼鏡3万円。(問)ミスシープ アイヴァン
バブアーの1stビデイル
誕生した1980~’90年代にかけての、第1世代のデザインで、ディテールもシルエットも当時を忠実に再現。ちなみに1stビデイルはヴィンテージ市場で高値で取引されており、今回の復刻はファンにはたまらないはず! セージとネイビーの2色展開。各4万9000円。
(問)バブアー渋谷店
TEL.03-6450-5993
https://www.japan.barbour.com
現行のビデイルSLとは違うより機能的なディテール


※表示価格は税抜き
[ビギン2017年12月号の記事を再構成]
写真/竹内一将(STUH) 若林武志 文/吉田 巌(十万馬力) 桐田政隆 礒村真介 押条良太(押条事務所) 黒澤拓也 灰岡美紗 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 TOYO(Bello)