wook vol.7

毎週末の草野球が楽しみ~♪ だけど最近のいいバットはなかなかの値段がするし、チームのバットを使ってて、Myバットは持ってないんです……。でも自分に合ったバットで毎週猛打賞、いずれは柵越えも果たしてみたい! そんな野球人のために最新バットをリサーチしているビギンですが、今回はなんとスペシャルゲストとして1999年のドラフト1位、元阪神タイガースの的場寛一さんが試打に参加!! 超一流から見たバット選びのポイント、自分が実際に使ってみたいバットを挙げてくれました。現役時代のバッティングばりに、シュアなアドバイスは必見ですっ!


的場寛一
1977年兵庫県尼崎市出身。シュアな打撃、パンチ力もある大型遊撃手として活躍した元プロ野球・社会人野球選手。
高校時代は、1年からレギュラーとして活躍し秋季東海大会8強、3年夏は愛知大会4強入り。
その後、九州共立大学に進学。遊撃手として全日本大学選手権で準優勝。3年生春のリーグ戦で首位打者を獲得し、IBAFワールドカップ日本代表に選出される。
2000年には、ドラフト会議で名門再建を託された野村克也監督率いる阪神タイガースに1位で入団。しかし故障に悩まされ、2005年に退団。
2006年からは、トヨタ自動車硬式野球部に所属。3度の社会人野球日本選手権大会優勝に貢献し、NPB経験者として3人目となる社会人ベストナインを受章。2011年にはIBAFワールドカップ日本代表に選出。2012年に現役引退。

的場寛一的バットの選び方とは?


まず個人的には硬式野球出身者なので、ボールが柔らかくなる軟式野球の打ち方に対応しなければなりません。ボールが硬い硬式野球では、ボールの中心から少し下を打ってスピンをかけるような打ち方をします。ただインパクトの際、ボールが変形する軟式野球でそうすると、反発が弱くポップフライになってしまう。まずは無意識のうちに行ってしまう硬式野球の感覚、クセを変える必要があります。するとレベルスイング、ダウンスイングが基本だった硬式のバッティングから、軟式では乗せて運ぶような、レベルスイングからすくい上げるような打ち方をしないといけません。それらを考え、バット選びをする際のポイントとしては、振りやすさと打感が重要なのかもしれませんね。結果として飛距離にも結び付いてくると思います。

的場さんが試合で使いたいバットとは!?

各社の最新マジ飛びバット9本(詳しい性能については#02をチェック)の試打会を、大井埠頭中央海浜公園野球場(両翼:84m センター:96m)にて開催。
的場さんに、各バット3球ずつロングティーにて試してもらいました。
飛距離、打感、打球速度、振りやすさの4項目を5点満点で採点してもらい、バットとしての総合評価を10点満点で評価。
試打した中から、実際に試合で使ってみたいバットを選出していただきました!

長打はもちろん、オールマイティーなバット!
アシックス レガートゼロ

725g。トップ・ミドルバランス。5万2800円 ※空気入れ別売り (アシックスお客様相談室 ☎0120-068-806)

飛距離:4.0 打感:3.5 打球速度:4.0 振りやすさ:4.0 総合評価:8.0
世界初の空気圧の力で飛ばす複合バット。復元力100%の空気を注入して反発のエネルギーロスを抑え、最大限の反発力を生む仕組み。空気はウレタンよりも復元力がはるかに大きく、高い反発力を期待できる。

飛距離、打球速度に優れた印象がありました。
世界初、空気圧の反発による飛距離が注目されていますが、飛びだけでなく振りやすさも抜群で、まさにオールマイティで優秀なバットだと思います。ボールをのせて打つことを考えたときに、相手投手に合わせて空気圧を変えることで、ボールを潰さずに打てるのも嬉しいポイント。力がない人でも、これなら簡単に長打を打つことが出来そうですね。

重めのバットが好きな人にオススメ
ミズノ ビヨンドマックスレガシー

710~740g。トップバランス、ミドルバランスを展開。4万9500円(ミズノ株式会社 ☎06-6614-8213)

飛距離:4.0 打感:4.0 打球速度:4.0 振りやすさ:4.5 総合評価:9.0
硬いM球に合わせて芯のウレタンを新開発した、元祖マジ飛びバット「ビヨンドマックス」の最新作。M球に合う硬さ・柔らかさを、改めて細かく分析し、適度な硬度バランスのウレタン「ミズノ レガシー PUフォーム」を再開発。芯形状を細くし、ウレタンをより肉厚とすることで、ビヨンドマックス史上最高飛距離を実現。

今回打った9本のなかでは、中間的なバットでとてもバランスがいいと思いました。
普段トップバランスや、重めのバットを使っている人にオススメですね。飛距離の評価はいわずもがな、打感、打球速度もいいですね。ビヨンドマックスシリーズを使い慣れている草野球人は多いと思いますが、前作とは比べ物にならない、飛距離、打感、打球速度、振りやすさでした。今まで使っていた人には、特に試してもらいたいですね。もちろん、初心者の方にも扱いやすいと思います! 個人的には振り抜きやすさが一番気に入りました。

好投手相手に使ってみたい!
イーストン ADV

730~750g。トップミドルバランス。4万7300円(株式会社FDR ☎0120-000-813)

飛距離:4.0 打感:4.0 打球速度:4.0 振りやすさ:4.0 総合評価:8.0
アメリカでNo.1シェアを誇る野球用品といえばイーストンから、2020年に登場した新作「ADV」は、ウレタンを超え得るカーボンバットとしても注目。新製法「RTM」により、打球面全体に一貫したエネルギーと安定した反発力をもたらしてくれる。

飛距離の出るカーボンバットですね。
カーボンということで、正直あまり期待はしていませんでしたが、いい意味で裏切ってくれました。打球速度と振りやすさもよくて、総合得点は8点としました。
グリップが、根元に近づくにつれて円錐状に太くなっているタイカッブ仕様のため、操作性が良かったですね。いいピッチャー、手元でボールが変化するピッチャーとの対戦に使いたいなと思いました。硬い打感のため、硬式野球出身者にもオススメ。カキ―ンという、金属バット特有の打撃音も心地よいですね。

的場さん的、今回のNo.1はコレ!
SSK MM18


飛距離:5.0 打感:5.0 打球速度:5.0 振りやすさ:5.0 総合評価:10.0
創業1946年。高校球児にはおなじみの「バットのSSK」の最新軟式バット。
ボールを潰さずにバットに乗せて飛ばすために、「ウレタンが厚いほど反発力は上昇する」ことに着目。18㎜の肉厚ウレタンを採用したことで、ダイレクトに飛距離につながると、草野球好きの間でも注目されている。

ずばり、試合で使ってみたいNo.1バットはSSKのMM18です!
一緒に試打したソフトパンクスの選手達からも高評価(詳しくは#03をチェック!)だったようですし、ホームランを打ちたいならコレ!と自信を持ってオススメできますね。
軟式バットの基本としていいバットだと思います。飛距離、打感、打球速度、振りやすさすべて5点で総合得点も10点満点。
今回の試打では唯一柵越えをすることができました。柵越えをせずとも、当たったらかなり大きいのが打てる印象もありました。長距離ヒッターに向いていると思いますよ。ただ、真芯部分が最も肉厚のウレタンのため、しっかりと芯に当てることで最大限の威力を発揮します。そのことを考えると、中上級者向けかもしれません。とはいえ、打面はウレタンで覆われているため、芯以外の部分に当たってもヒット性の打球は連発できそうですね。


写真 / 丸益功紀 文 / 桐田政隆

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