特集・連載
ランニング三日坊主でも後悔しない!普段履き兼用の街で輝くウルトラソール7選
脱ありきたりのスニーカー選び これ見よがしなレアスニーカーなんて今さら欲しくはないけれど、結局当たり前の定番に落ち着いて他人とカブって思わずあちゃ~って経験ありません? 友人や同僚と同じスニーカーだった日にはなおのこと。せっかく買ったのに(涙)。ヒネクレたのは嫌だけど、ありきたりはもっと嫌! だからお洒落な人ほど「スニーカー選びは難しい」と答えるわけです。休日はほぼスニーカーだより、平日もスーツにスニーカーが主流の今、一億総スニーカー時代の一番使えるスニーカーは何だ?を探ります。 この記事は特集・連載「脱ありきたりのスニーカー選び」#21です。
一念発起してランを始めるも、継続が大変なワケで……。しか~し! 街でも輝けるウルトラソールさえあれば安心。ランでも街履きでもカッコいい一足を、賢人が履いてみました。
RUN好きスタイリストとランシュー評論家がインプレッション
スタイリスト
鈴木 肇さん
「ソールにインパクトがあるから主張控えめなモノトーンがグッド!」
ビギンなどの雑誌はもちろん、さまざまなメディアで敏腕を振るうファッショニスタ。若かりし頃サッカーに打ち込んだ経験からスポーツも得意で、体型維持のためのランも欠かさない。
ライター
南井正弘さん
「進化したソールはランはもちろん街でも超快適♪」
スポーツシューズメーカーに勤務後、フリーライターに転身。ランシューに関する知識は業界でも随一で、ランニングギアに特化したコアな雑誌「ランナーズパルス」の編集長を務める。
1.トップアスリートも認めるエア搭載のテックソール
NIKE SPORTSWEAR[ナイキ スポーツウェア]
ナイキ エア ズーム タイプ
トップアスリートのためのシューズと同様の技術、前足部に搭載された2層構造の「ビジブル ズームエア クッショニング」は、柔らかい履き心地に加え、見た目にもインパクト大! かかとまでの多層構造ソールが生むボリューム感は今どきで、マットな質感の合成スエードアッパーは上品さも備える。1万6500円(NIKE カスタマーサービス)
モノトーンを選べばいつもの格好に合わせても今っぽいでしょ?
ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのコート3万7000円(ナナミカ 代官山)カーディガン5万5000円(にしのや)スティル バイ ハンドのTシャツ1万円(スタイルデパートメント)セラー ドアーのパンツ2万3600円(シップス 銀座店)アンデコレイテッドのハット9000円(アンデコレイテッド)ピーター アンド メイの眼鏡3万円(ブリンク ベース)
ディテールにはクセがありますが、オールブラックゆえ超シック。とくにスエード調のアッパーは懐が深く、いつもの休日着にそのまま合わせられます♪(鈴木さん)
抜群の反発性を誇るズームエア搭載の上位モデルも履きますが、同テクノロジー採用で歩行も軽快。街履き対応モデルに採用する斬新な試みはさすがです。(南井さん)
2.米国トップクラスの大学で開発された穴あき!?ソール
PUMA[プーマ]
カリブレート レストア ベース
8の字型の空洞が連なる独特のソール「ゼティック」は、優れたクッション性と反発性を両立。快適な走行&歩行性能を発揮し、デザイン的な面でも唯一無二の存在感に。フィット感を高めるアッパーの意匠と相まって、シンプルな白スニとは違ったアクセントを足元にもたらしてくれるのだ! 1万5000円(プーマ お客様サービス)
ソールだけ見るとアクが強いですが、全体としてはクリーンに履きこなせる白スニーカー。持ち前のボリューム感も、巷のそれとは一線を画す所以です。(鈴木さん)
マサチューセッツ工科大学デザインラボとの共同で開発されたソール「ゼティック」は、クッション性が秀逸なだけでなく、見た目のインパクトがありますね。(南井さん)
3.ハイテク波状ソールは驚異の反発力を生む
MIZUNO[ミズノ]
ウェーブプロフェシー X
ミズノが誇るテクノロジー「ミズノウェーブ」を搭載した旗艦シリーズの10代目。快適なクッション性に加え、跳ねるような感覚を生む波状ソールは、あえてギア感のある足元を演出する今どきの着こなしにぴったり。履き心地は軽快なのに見た目は重厚感たっぷりで、その存在感は主役級だ。2万3000円(ミズノお客様相談センター)
主張の強いデザインなので、それに負けない存在感をもつ太めパンツが好相性。機能的な生地の一本が鉄板ですが、デニムに合わせてもハズシ効果大です。(鈴木さん)
代表的なソールテクノロジー「ミズノウエーブ」。その最高峰は、抜群の衝撃吸収性と反発性に加え、足元のアクセントにもなるデザインも革新的です!(南井さん)
4.極厚ブーストは履き心地フワッフワ
ADIDAS[アディダス]
ウルトラブースト 21
強度や形状が綿密に計算されたニットアッパーを、史上もっともボリューミィなクッション素材が支える一足。アディダスを代表するミッドソール素材「ブースト」は、クッション性と反発性に加え、優れた耐久性と性能の安定性まで実現。ミニマルなデザインだからこそ、長く愛用できるのも美点だ。2万2000円(アディダスお客様窓口)
ニットアッパーに補強パーツを備えたシンプルなデザインゆえ、ミニマルな足元に。ソールはホワイトなので、重くなりすぎないのもポイントです。(鈴木さん)
これまで以上にブーストフォームの使用量を増し、独特のフワフワした走り心地をパワーアップ。前中足部のソール剛性を高め、反発性も向上させています。(南井さん)
5.唯一無二の“振動”吸収でケガや疲労を軽減!
SALOMON[サロモン]
ソニック 4 バランス
着地時の衝撃に加え、振動もケガや疲労の原因。それを軽減してくれる唯一無二のテクノロジーを搭載したのが「ソニック」シリーズだ。足を柔らかく包み込む一枚仕立てのシンプルなアッパーに、安定した足運びをサポートする軸設計技術を用いた一足は、歩きが多い休日のお出かけにも最適。1万3000円(サロモン コールセンター)
一枚仕立てのアッパーなど、機能性を主張しすぎないシンプルなデザインが好印象。あまり悩まず、いつもの黒スニ感覚で取り入れればOKでしょう。(鈴木さん)
振動を吸収してくれる「オプティ-バイブ」テクノロジー搭載モデルを履いてフルマラソンを完走。翌日に足の痛みがほとんどなかったのは驚きました!(南井さん)
6.誰が履いてもクッションが最適化される“DNA”
BROOKS[ブルックス]
ゴースト13
アメリカNo.1のシェアを誇る老舗の超定番シリーズは、加わる衝撃の大きさによってクッション性と反発性が最適化される独自素材「DNA」をミッドソールに採用。抜群の走行性能を持つ一足を日本限定のオールホワイトにすることで、持ち前のボリュームが普段履きにも活きる! 1万3000円(アキレスお客様相談室)
文句なしで普段履きしたい一足。シンプルなアッパーゆえに主張は抑えめ、だけどボリューミィだからしっかりと足元で存在感を放ってくれるんで♪(鈴木さん)
ここ数か月で最も履いた回数の多いランニングシューズです。適度な硬度のソールユニットは、優しいクッション性を提供してくれ、本当に快適な走り心地。(南井さん)
7.転がるような快テクソールで足が自然と前に!
ASICS[アシックス]
エヴォライド 2
ストライドの効率を高め、走行時のエネルギー消費を抑える「ガイドソール」テクノロジーを採用。さらに「フライフォーム」ミッドソールを厚めに設定することで、スイスイと足を前に運びたくなる快適な履き心地に。やや青みがかったアッパーに鮮やかなイエローが走り、差し色効果も期待できそう。1万円(アシックスジャパン お客様相談室)
ダークトーンでも差し色が入っているだけで軽快な足元に一役買ってくれます。その差し色をウェアでも拾うとうまく馴染ませられると思いますよ!(鈴木さん)
従来にない効率的な走りを実現してくれるシリーズ最新作。着地から蹴り出しまで転がるような感覚は健在で、前作より推進力が大幅UPしていました。(南井さん)
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。