特集・連載
原色・淡色のローテクスニーカーを履くなら、デニムの濃淡を合わせると◎
脱ありきたりのスニーカー選び これ見よがしなレアスニーカーなんて今さら欲しくはないけれど、結局当たり前の定番に落ち着いて他人とカブって思わずあちゃ~って経験ありません? 友人や同僚と同じスニーカーだった日にはなおのこと。せっかく買ったのに(涙)。ヒネクレたのは嫌だけど、ありきたりはもっと嫌! だからお洒落な人ほど「スニーカー選びは難しい」と答えるわけです。休日はほぼスニーカーだより、平日もスーツにスニーカーが主流の今、一億総スニーカー時代の一番使えるスニーカーは何だ?を探ります。 この記事は特集・連載「脱ありきたりのスニーカー選び」#12です。
眺める分にはカッコいいんだけど、いざ履きこなすとなると正解を見出しづらいのが、色で遊んでるローテクスニーカーたち。スタイリストの武内さんいわく、攻略のカギとなるアイテムはズバリデニムだそう。
で、「キーワードは“脱コントラスト”。原色系にはリジッドなどの濃色デニムを、淡色系には加工ものやユーズドなんかの薄色デニムをと、靴とデニムの濃淡のバランスを合わせるのがとても重要です。
トーンを合わせれば、スニーカーがコーディネートから浮いて見える心配もありません。ロールアップやハーフクッションで足元をスッキリ見せれば、コテコテのアメカジからも脱却できるはずです」(武内さん)
鮮やかなブルーが鮮烈~♪
原色ローテク
ハンドボールシューズ由来の傑作が復刻
adidas Originals[アディダス オリジナルス]
ハンドボール スペツィアル
ハンドボールシューズとして製作されながら、ストリートの定番としても人気を博した名機の復刻版。ビビッドカラーのスエードアッパーと、ガムラバーアウトソールのコンビが独創的。1万2000円(アディダスお客様窓口)
Best Matchなパンツは「濃色デニム」
ジョン メイソン スミスのジャケット4万4000円(HEMT PR)バブアーのシャツ1万7000円(バブアー 渋谷店)ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのTシャツ6800円(ナナミカ 代官山)マッキントッシュのパンツ3万6000円(マッキントッシュ青山店)ケルティの帽子4000円(ゴコウ)
渋イイからし色が効いた
淡色ローテク
ヴィンテージを忠実に再現した永世定番
PUMA[プーマ]
スウェード VTG
79年~’80年代半ばまでの、旧ユーゴスラビアで生産されていた名作スウェードを復刻。2018年発売の“SUEDE90681”のデザインバランスを改良し、よりオリジナルに近い顔つきになった。1万円(プーマ お客様サービス)
Best Matchなパンツは「色落ちデニム」
フィル ザ ビルのジャケット3万2000円(フィル ザ ビルマーカンタイル)サンディニスタのパーカ1万8000円(トゥー・ステップ)ファイブブラザーのシャツ7900円(トップウィンジャパンショールーム) ングラーのパンツ1万4000円(リー・ジャパン カスタマーサービス)
指南してくれたのは
スタイリスト
武内雅英さん
「手持ちのパンツでこそ鮮烈が生きる!!」
幅広いメディアで活躍する、マネしやすい上級コーデの伝道師。その教えに従えば、どんなに強烈な一足でも、もう恐るるに足らず!
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。