特集・連載
ニューバランスの左右非対称クレイジーは「グレスラ」でキレイめに
脱ありきたりのスニーカー選び これ見よがしなレアスニーカーなんて今さら欲しくはないけれど、結局当たり前の定番に落ち着いて他人とカブって思わずあちゃ~って経験ありません? 友人や同僚と同じスニーカーだった日にはなおのこと。せっかく買ったのに(涙)。ヒネクレたのは嫌だけど、ありきたりはもっと嫌! だからお洒落な人ほど「スニーカー選びは難しい」と答えるわけです。休日はほぼスニーカーだより、平日もスーツにスニーカーが主流の今、一億総スニーカー時代の一番使えるスニーカーは何だ?を探ります。 この記事は特集・連載「脱ありきたりのスニーカー選び」#10です。
まさかの左右非対称クレイジー!?
デカ“N”レトロラン
名番揃いのニューバランスにおいて、現在大ブレイク中なのが、2020年にデビューした新鋭327。史上最大クラスのNロゴと、ランシュー然としたシャープなシルエットのアンバランス感が、なんともユニークです。
洒落物センサー感度ビンビンのスタイリスト陣もこぞって飛びついてる、まさに新定番モデルなんです……が、正直、個性強めで履きこなすのはかなり難しそう(震)。
特に上のクレイジーなんて相応のテクが必要になりそうだし……と尻込みしていたら、「難しく考えなくてもグレスラで一発解決です♪」と、スタイリストの武内さん。
「定番の990なんかと同じように、手持ちのグレスラと合わせて“上品×カジュアル”のテレコの法則を活かせば、意外と簡単にこなれて見せられるんです。むしろ900番台や1000番台よりもフォルムは細身で、よりキレイめにまとまる」。
「いつものニューバランスから乗り換えれば鮮度も底上げできるので、マンネリを打破したい人にも327はベストバランスといえます」(武内さん)
お洒落巧者の間で現在話題沸騰中~!!
New Balance[ニューバランス]
MS327 PB
レトロランニングの名作たちをオマージュしつつも、多彩な色&素材をパッチワーク状に組み合わせることでモダンにアレンジした意欲作。鮮度の高い“攻めのニューバランス”として、目下お洒落玄人から引っ張りだこ。各1万3000円(ニューバランス ジャパンお客様相談室)
COLOR VARIATION:MS327 PA
Best Matchなパンツは「グレスラ」
クレイジー&デカNはグレスラでキレイめに
サバイのジャケット2万8000円(HEMT PR)ルトロワのカットソー1万9000円(八木通商) ユニバーサルランゲージのパンツ1万3800円(ユニバーサルランゲージ 渋谷店)アヤメの眼鏡3万3000円(アヤメ)
フレッシュ顔の正体は…傑作’70s3兄弟が合体していた~!!
Nロゴを際立たせたデザインは“320”、かかとまで巻き上げられたアウトソールは“355”、個性的なソール構造や鮮やかな色使いは“スーパー コンプ”と、’70年代のレジェンドモデルたちをいいとこ取り! このミックス感こそが、MS327の“レトロなのにフレッシュ”なデザインの正体なのだ。
3兄弟が合体
MS327 PB
指南してくれたのは
スタイリスト
武内雅英さん
「手持ちのパンツでこそ鮮烈が生きる!!」
幅広いメディアで活躍する、マネしやすい上級コーデの伝道師。その教えに従えば、どんなに強烈な一足でも、もう恐るるに足らず!
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。