特集・連載
名門セレクトがホレるワケ
マッキントッシュ×ビームスのシックを極めたモノトーンコート
マッキントッシュの効(き)聞(き)利(き)きコート[クチコミ]マニュアル いつの時代も魅力が褪せない恒久コート、マッキントッシュ。そのコートは何に効き、男はなぜここに辿り着くのか? 服好きたちの伝聞を通じて唯一無二の所以に迫ります。いざ、利きコートができるほどのマッキン通を目指しましょうぞ! この記事は特集・連載「マッキントッシュの効(き)聞(き)利(き)きコート[クチコミ]マニュアル」#04です。
Beams
「半歩先のモノトーンマッキン」
マッキントッシュの魅力はゴム引きだけではありません。ビームスではウール素材の白黒グレンブライド生地で限定モデルを依頼しています。
じつは2018年秋冬からこのモデルを展開しており、モノトーンのトレンドを半歩先から提案。
今季はエポレットやガンフラップを省略したエレガントなトレンチコートに仕上げています。都市部のオンオフに最適のコートです。
モノトーンカラーの真価もマッキントッシュなればこそ
飽きのこないシンプルながらも完成されたデザインと、体のラインをキレイに見せるシルエット──マッキントッシュのよさをそう語るビームスFディレクター、西口さんがフォーカスしたのは、モノトーンの柄。
この限定の“白黒グレンチェック”は、2018年秋冬からベースモデルや素材を替えながら継続展開しているもので、当初は半歩先を行く提案でしたが、時代が追いついた形です。
「今季はニットやタイで色を差してモノトーンにプラスαすると、より新鮮に着られます」と西口さん。
そう、合わせ如何でスタイルをアップデートできるのも、シックを極めたモノトーンカラーの真価。ベースが恒久なマッキントッシュなればこそなのは言わずもがなです。
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
ビームス限定 TARREL
タレル グレンチェック柄 トレンチコート
インラインモデルにはない、グレンチェック柄のウール生地を使用。クラシックな趣を添えつつ、エポレットやガンフラップを省略することにより都会的なルックスに仕上げた名別注だ。14万5000円。(ビームスF)
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
WAVERLY
ウェーヴァリー ウール製キルティングジャケット
上品キルティングジャケットの傑作。スーツの上からも羽織りやすいよう適度なゆとりが設けられた身頃や、簡易なスナップではないコート式ボタンを特徴とし、カジュアルの格上げに効く。5万9000円。(ビームスF)
ビームスF ディレクター
西口修平さん
関西でセールスを経てバイヤー、ビームスFディレクターに就任。インスタグラムのフォロワーは11万人超え、日本を代表する洒落者。著作『NISHIGUCHI’S CLOSET』を出版。
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年1月号の記事を再構成]文/秦 大輔 イラスト/TOMOYA