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HISTORY

この季節、つい手にとってしまうのがダウンジャケット。それはひとえに抜群に暖かく、しかし圧倒的に軽いからであろう。このアウター史上最大の発明品の歴史、構造、定番モデル、そして正しい選び方をわかりやすく解説します。

ヒマラヤ登山などの極地ウェアとして選ばれてきた歴史が、アウターとしての軽量性、そして保温性の高さを物語っている。
左はアメリカ人としてエベレストに初登頂したジム・ウィッタカー氏の山頂ショット。彼が着ていたのはエディー・バウアー社のダウンジャケットであった。

誕生来75年‐
ダウンは人類史上
最強の防寒着だ

定番アイテムの基礎知識

【ダウンジャケット】

●水鳥の羽毛を充填した防寒着のこと
●とにかく軽くて暖かいのが特徴

 ダウンジャケットのはじまりは1936年。ある日、エディー・バウアー氏が狩猟中に道に迷ってしまい、低体温症で生死の境をさまよった。この経験から「とにかく暖かい服が欲しい」と考え、ロシアの人々が暖をとるため利用していた羽毛に着目。この羽毛を、キルトステッチを施すことで服の中に閉じ込める手法を思いつく。
以後、この製法で特許を取得したエディー・バウアー社とともにダウンジャケットは発展する。当時の製品タグにはこう書かれている。「ダウン――それは地球上で最も軽く、暖かい」。
そしてあらゆる技術が発達した21世紀の今日でも、最も暖かく軽い防寒アウターはダウンジャケットなのだ。

写真/大嶽恵一 文/星野勘太郎 編集部

本記事に掲載されている商品の価格や問い合わせ先、仕様などの情報は、原則として雑誌Beginの連載に掲載された当時の情報となり、現在の仕様や価格、情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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