クリエイティブ心を呼び起こすおもちゃと、書き留めるためのペン。フォントもバウハウスにこだわる!
【R】ecreation
おもちゃでクリエイティブマインドを再創造
この特集を読んで、改めて自分も創造心を呼び起こしたいと思ったら……。ここはひとつ、おもちゃなんてどうでしょう。手を動かせば、凝り固まったアタマが柔らかくなるかも。
Cinqpoints
サンクポワンのバウハウス デッサウビルディングパズル
木製ブロックを組み合わせると、バウハウスデッサウ校が出現! 自分の手で再現することで、その構造がまさに手に取るようにわかる。4500円。(キャストジャパン)
1925~’32年まで使われたバウハウス2番目の校舎で、初代校長ヴァルター・グロピウスが、その著書「国際建築」の中に記した自身の建築理念をもとにデザイン。
Naef
ネフのバウハウスカラーコマ
かつてバウハウスで製作されたコマの復刻版。ネフ社の木工技術の高さが評価され、1977年から復刻されている。コマを回すと色が混ざり合う。6000円。(アトリエ ニキティキ広尾店)
【S】tationnery
それをペンで書き留めよう
おもちゃでクリエイティブマインドが湧いたら、ペンを使って書き留めましょう。それがバウハウスの流儀です。
LAMY
ラミーのラミー2000
バウハウスに影響を受け、ラミーのスタイルの基礎を作ったゲルト・アルフレッド・ミュラーがデザイン。ローラーボール3万円。(DKSHジャパン)
MONTBLANC
モンブランのPIX
装飾を削ぎ落とし、バウハウス的なミニマルさを踏襲したPIXシリーズのボールペン。ブルー2万5000円。オレンジ2万7000円。(以上、モンブラン コンタクトセンター)
rOtring
ロットリングの800
「産業にもアートを」というバウハウスの哲学を掲げるブランド。シャープペンシル7000円。(ニューウェル・ラバーメイド・ジャパン)
【T】yporgraphy
復刻されたフォントを使って
Carl Marx
ヨーゼフ・アルバースやミース・ファン・デル・ローエなどに学び、第二次世界大戦後のバウハウス再建運動に加わって尽力した装飾画家カール・マルクスの製作。
Xants
画家、写真家、グラフィックデザイナーほか多彩な活躍をしたサンティ氏のフォント。卒業後はイタリアで活躍し、イリー等の著名ブランドのアートワークを手掛けた。
Joschmi
デザイナーのヨースト・シュミット氏は、バウハウス展のポスター制作者としても知られるマイスター。バウハウスではレタリングや広告美術の授業を担当していた。
Reross
このフォントを手掛けたレインホールド・ロッシグは1929年にデッサウ校へと入学し、絵画と建築を専攻。バウハウスで最も多くの作品を残す書体デザイナーの一人。
Alfarn
アルフレッド・アーントはマルセル・ブロイヤーに木工を師事するなどバウハウスで学び、卒業後は同校へと戻り、建築設計やインテリアデザインの学部長を務めた。
ロゴに引っ張りだこの「Futura」とは?
ここに挙げるような超有名ブランドやメーカーのロゴに使われているフーツラ。何より見やすく、印象に残りやすいのが特徴。バウハウスの教義に薫陶を受け、対称性、垂直、円を使ってシンプルに、幾何学的に構成しており、「形態は機能に従う」を体現している。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。