特集・連載
買う前に知っておきたい! アンティーク腕時計の3大チェック用語
腕時計オモシロ用語図鑑 「イチロクハチゼロのカドがバリバリのやつを見つけて~」「ヨンケタ品番でその値段はお得だね~」……じつは、これ全部ヴィンテージ時計用語なんです。すし屋の符牒のごとく、その由来や意味は深いモノ。そこでロレックスを中心に簡単解! これでアナタも通になれる!? この記事は特集・連載「腕時計オモシロ用語図鑑」#09です。
現行品と異なり、エイジングを楽しめるヴィンテージ時計。それ故、一部にはメリットのない経年変化も起こしていることも。買う前にチェックすべき3つのポイントを覚えておきたい専門用語とあわせてお教えします!
チェックポイント その1.
「リダン」
カラーやキャラクターなど、オフィシャルではない文字盤を勝手に作られている場合も。元は文字盤の修復のための技術だ。
チェックポイント その2.
「ケース痩せ」
オーバーホール時などにケース研磨を重ねると、その時計の持つシェイプが失われてしまう。ヴィンテージ時計の研磨は最低限にとどめよう。
チェックポイント その3.
「ブレスノビ」
その名前の通り金属の磨耗によりブレスが伸びてしまっている状態。細かなパーツを使ったブレスに多く、最悪の場合切れてしまうことも。
[ビギン2019年2月号の記事を再構成]イラスト/田中 斉 文/黒澤正人