特集・連載
メッセンジャー“パック”と名付けたい傑作です
2018年11月 ビギンベスト10 気温が下がってきたから、冬服に対するブツ欲は湧き上がってきてるのでは? ってことで、ビギンでは即戦力アウターを中心にガッツリ紹介していきますよー! と、その前に、足元にもご注目を! 今月のいいモノランキング第1位は、見た目じゃわからないけど、ワールドワイドにその足跡を残すかも!? なド肝を抜く一足です!! この記事は特集・連載「2018年11月 ビギンベスト10」#01です。
マンハッタン ポーテージ×エンジニアド ガーメンツforピルグリム サーフ+サプライのトートバックパック
で、でけぇ! まず最初の印象(笑)。ただ、この3大コラボはアガります。すべてNY発ブランド。ブランドネームが横並びするだけで垂涎ものなのに、その遊び心と本気度にやられました。
これ、一応メッセンジャーバッグですが、でもこれバックパックなんです。もちろん、メッセンジャーと名のつく以上、面テープフラップやトランシーバーホルダー型ポケット(普段は小物入れに便利)など、ならではの仕様を搭載。型から別注した、このメッセンジャー顔のデイパという新境地は、NYを知り尽くす3社ゆえの目線でしょう。
実際、NYの配達人の中にも重い荷物を運ぶ際は、デイパタイプを愛用する人がいるそう。そういう意味では、じつは理に適ったアイデアでもあります。
今は変化球バッグなイメージもありますが、何年後かにNYの配達人がコレに感化されて、この型を背負ってるかも? そんな歴史的バッグの誕生に立ち会っているのかもしれません。
メッセンジャー由来の使いやすさがギュ~~っと!
メイン、アウトポケットともにマチ幅を広くとってあり、容量はかなりのもの。バックパック、手持ち、そしてトート持ちも可能だ。
ストラップにはメッセンジャーお馴染みのトランシーバーホルダーを想起させるポケットが付いており、スマホ入れとして重宝する。
メッセンジャーとバックパックの中間的なデザインは、型から新たに製作。ちなみに、今コラボのスターターはピルグリム。チャリ文化が根付くニューヨーカーが認める本格バッグを作りたいと思案し、型から作るなら是非EG(エンジニアド ガーメンツ)に、となったのだとか。W51×H42×D15cm。2万7000円。
(問)ピルグリム サーフ+サプライ
☎ 03-5459-1690
https://www.beams.co.jp/pilgrimsurfsupply/
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年11月号の記事を再構成]
写真/工藤 恒(アルフォース) 文/安岡将文