太パン全盛の今に最適!名門ブランドが目白押しのレトロ顔“ちょいポテ”スニーカー5選
【2025年の世界トレンドがわかる!? 靴&サンダル万国履く覧会】
日本では20年ぶりの開催となり、蓋を開けてみれば大賑わいの大阪万博。世界中から集結する最新の技術や文化に浮足立つのも結構ですが、文字通り足元がおろそかになってません?(笑)というわけで本パビリオンでは、ビギンが2025年の靴&サンダルの最新トレンドを徹底ガイド! 夏の主役を決める万国“履く”覧会、堂々開幕です!
太パン全盛の今、ベーシックとトレンドを両立するなら!
【Y2K SNEAKER】ちょいポテミレニアル2000s靴
■1990〜2000年代のテイスト薫る、安心感ある“ちょい”レトロ顔
■一昔前のダッドスニーカーほどやりすぎない“ちょい”ポッテリ
■特に、大人っぽく履けるトーナルカラーが吉!
退屈も軟派もNGというワガママに応える救世主
マリトッツォを食べながらタピオカミルクティーを飲む……な〜んてちょっと前ならさぞトレンディな光景も、今は昔。やっぱりトレンドからベーシックに転身できるアイテムって、ほんのひと握りなんですよね。
その点、太パンは見事に定番化した感ありあり。だからこそ靴にもボリュームが欲しくなるんだけど、これまたちょい前に流行ったダッドスニーカーだと、さすがにポッテリすぎる(悩)。
ってことでカギになるのが、2000年代前後の趣を今に甦らせた“ちょいポテ”フォルムのスニーカーたちです。アメリカは東海岸の雄、サッカニーをご覧あれ。そもそもここは、1898年にペンシルベニア州カッツタウンで創業した、全米最古のアスレチックブランド。定番力の高さは説明不要ですが、なかでもこの「プログリッド オムニ 9」は、2010年に誕生した、玄人筋からも評価の高い隠れ名作。
ボストンマラソンでも大人気の名門なのだ
代名詞のクッショニングシステム、通称“グリッド”は、衝撃吸収と安定性を生むためのギミックですが、副産物的にソールに厚みが生じ、これが太パンにハマるけどダッドほどやりすぎ感はないという、ちょいポテフォルムの源に。
存在感はあるけどやりすぎ感はなし
さらに全身グリーンで統一された本作なら、主張控えめでより大人の足元にジャスト! ベーシック一本槍だと退屈だし、トレンドに寄りすぎると軟派に見えるというジレンマを解消する救世主になってくれるんです。
嬉しいことに今季はこの手のちょいポテ × トーナルカラーの進化系Y2Kが大豊作。太パン穿いてチェックしに行くとしますか!
アメリカ最古のランニング一筋の老舗が、1トーンでぐっとモダンに!
へリルのシャツ4万1800円(にしのや)エンジニアド ガーメンツのTシャツ1万4300円(エンジニアド ガーメンツ)ナナミカのパンツ3万3000円(ナナミカ 代官山) イズネスミュージックのキャップ7700円(アルファ PR)
Saucony[サッカニー]
プログリッド オムニ 9 “アーマーパック”
もはやクラシックに分類されるY2K年代のちょいレトロ顔ながら、持ち前のテクノロジーは今なお現役バリバリ。“アーマーパック”と冠された今作は、トーナルカラーに身を包みつつ、サポート力と快適性を高める“KPUモールデッドケージ”をプラスして、見映えと着用感をより令和向きに。2万7500円(ミタスニーカーズ)
KPUモールデッドケージで安定した履き心地
From U.S.A-East Side-
ご存知あの大統領のお膝元。就任早々の関税合戦に始まり、相変わらず世界の台風の目だ。
ほぼ1トーンだから事故らない! 日米“大人も”安全保証モデル
ハイテクスニーカーの代表格がまさかのドレスシューズ化!?
ENGINEERED GARMENTS × REEBOK[エンジニアド ガーメンツ × リーボック]
インスタポンプフューリー 94
シューレースを排し、空気を注入してフィット感を調整するという、当時としては極めて画期的な“エアチェンバーシステム”を搭載した傑作がベース。本来随所に張り巡らされている空気室部分に、英国紳士靴チックなブローグをあしらうことで、大人な佇まいに転身。3万9600円(エンジニアド ガーメンツ)
直球のミレニアル顔を継承しながら快適性のみステルスアップデート
BROOKS[ブルックス]
アドレナリンGTS4
2002年に登場した名作を、顔つきはそのまま機能面のみ改良。スエードのオーバーレイでミレニアル然とした趣を担保しながら、独自の衝撃吸収システム“ハイドロフロー テクノロジー”を、新しいミッドフォーム材と組み合わせることで、より足に負担のない代表素材に。2万2000円(アキレス お客様相談室)
テクノロジーを独創デザインに繋げた名作が“らしさ”を残しつつ進化
ASICS SPORTSTYLE[アシックス スポーツスタイル]
GEL-DS トレーナー 14
2009年に上級ランナー向けに開発された隠れ名作がリバイバル。オープンメッシュパネルやクォーターパネルデザインといった意匠を再現してY2K感はキープしながら、より軽くて耐久性のあるミッドソール材を採用して、快適性もブラッシュアップ。1万5400円(アシックスジャパン カスタマーサポート部)
リアルガチなランシューが全身白づくめでクリーンな佇まいに
NEW BALANCE[ニューバランス]
U1906RCA オッシュマンズ 40th アニバーサリー エクスクルーシブモデル
創業年を冠した同社の2000年代のランニングシューズを象徴する名作「1906」のアップデート版。より柔らかく、反発性も高めたクッション材“ABZORB SBS”へと進化させつつ、オッシュマンズ限定色となる今作は、白一色でまとめている分、大人でもとっつきやすいはず。1万9800円(オッシュマンズ新宿店)
※表示価格は税込み
[ビギン2025年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。