名品から時代のあだ花まで! Begin的 昭和流行りもの年表
【1985(昭和60)年】
「ウーパールーパー」が一世を風靡
突如襲来してきた愛の使者
「UFOに乗ってやって来た宇宙人」という設定でテレビCMに出演したところ、その宇宙的なルックスで老若男女に大ブレイク。子どもの外見のまま成熟するという世にも稀な生態の持ち主であるため、いつまでも愛くるしいベビーフェイスなんだそう。ちなみにウーパールーパーという名前は俗称で、正式名称はメキシコサンショウウオ。
【1985(昭和60)年】
「スーパーマリオブラザーズ」発売
【1986(昭和61)年】
ハレー彗星が76年ぶりに地球接近
次に見られるのは2061年……!
約76年周期で公転しているハレー彗星が、地球に最接近。その一大天体ショーを一目見るべく天体望遠鏡を購入した人もいたけれど、過去2000年以内でもっとも観測に不向きな状況だったため、まともに見れた人は残念ながら結構少数だった……(泣)。ちなみに、次回の最接近は2061年なので、今から大体36年後! 一生に一回は見たいよね。
【1986(昭和61)年】
『トップガン』公開
ミリジャケブームのきっかけに[今買える]
2022年の続編も大ヒットした伝説的映画は、1986年に公開。当時、トム・クルーズ扮する主人公のG-1スタイルに憧れるメンズが続出。しかしレザーのG-1が高価だったことから、比較的購入しやすいナイロン製のMA-1にも人気が飛び火した。右写真は、劇中のG-1をモチーフにしたアヴィレックスの「ゴート G-1 トップガン」。14万1900円(AVIREX 新宿)
【1987(昭和62)年】
『サラダ記念日』刊行
○○記念日という言葉もここから流行[今も読める]
280万部のベストセラーとなった、空前絶後の短歌集。日常生活で使われる「口語」を軽やかに用いることによって、短歌の可能性を大きく広げた。短歌に限らず「○○記念日」という表現も広く使われるようになり、1987年の流行語大賞・新語部門表現賞も受賞することに。俵 万智著。1020円(河出書房新社)
【1985(昭和60)年】
『私をスキーに連れてって』公開
トレンディドラマの原点ともいえる本作の影響で、未曽有のスキーブームが到来! スキー人口が爆発的に増加することに。さらには、雪道などのアウトドアシーンに強い4WDがデートカーとして名乗りを上げるようにもなり、若者たちのライフスタイルをガラッと変貌させた。
【1988(昭和63)年】
「ドラゴンクエストⅢそして伝説へ…」発売
子どもだけでなく大人も熱狂しました
1986年に「Ⅰ」が、翌年に「Ⅱ」が発売され、いずれもヒット。そんで発売された1988年の「Ⅲ」はというと、これがもう伝説級! 発売当日の各量販店にはとんでもない行列ができ、最終的に国内だけで380万本を売り上げた。下写真は、先日発売されたHD-2Dバージョンの、PS5版とSwitch版のパッケージ。各7678円(以上、スクウェア・エニックス インフォメーションセンター)
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©MOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOF
【1988(昭和63)年】
「24時間戦えますか」が流行語に
【1988(昭和63)年】
『Begin』小誌創刊
昭和末期に滑り込み創刊!
もう年表は終盤だけど、ここでようやっとビギンが登場。1988年11月に「ハイパーGOODS&LIFE」なるコンセプトで創刊した。「ホンキでポルシェが欲しい」などの108個の煩悩は、今見返すとオモロ恥ずかしいけど、ビギンの根幹である「他人と差をつけたい」マインドはここで既に確立されていたってわけなのだ。ゴーン。
※表示価格は税込み
[ビギン2025年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。