COOL Begin
Jan-11-2025

名品から時代のあだ花まで! Begin的 昭和流行りもの年表

Begin的流行りもの年表

【1971(昭和46)年】
カップヌードル発売

【1972(昭和47)年】
カンカンとランランが上陸

【1973(昭和48)年】
『ノストラダムスの大予言』刊行

[今も読める]

ノストラダムスの大予言

1999年の7月に恐怖の大王が降ってきて人類滅亡!? なんとも恐ろしい予言の書は、刊行後たった3か月でミリオンセラーに。今となっては……(苦笑)だけど、当時は怖くて仕方がなかったっけ。五島 勉著。990円(祥伝社)

【1973(昭和48)年】
電話FAXサービス開始

A4用紙1枚に1分! それでも画期的な通信機能

電話FAXサービス

イラストレーター 綿谷 寛さん
イラストレーター 綿谷 寛さん

「ナルヘソ! ニッポン探訪」でおなじみ。20代から「ポパイ」「メンズクラブ」などで活躍してきたファッションイラストレーター。

27歳のとき、セールスマンに乗せられて当時48万円で買ってさ。A4用紙1枚を送るのに1分かかったんだよ。ところが導入している編集部が少なくて、「若いのに生意気」って言われたね……。でも20年経ったら、「今使ってるのはみうらじゅんと綿さんだけです」ってビギンから言われた(笑)

【1974(昭和49)年】
“軍艦島”閉山

今や観光名所な日本近代化の象徴

軍艦島

軍艦のような見た目からその名がついた炭鉱施設。1810年に石炭が発見されて以来、近代化を支える存在となった。石炭を採り尽くしたことで閉山(ちなみに『宇宙戦艦ヤマト』の放映開始も同年ね)となったが、今や長崎屈指の観光地に。軍艦島を舞台とした日曜のドラマも大人気だし、令和の今も話題は尽きない。

【1975(昭和50)年】
「およげ! たいやきくん」発売

【1976(昭和51)年】
アントニオ猪木とモハメド・アリが対決

【世紀の一戦で「アリキック」が炸裂!】
世界最強のボクサー・アリと、日本プロレス界の英雄・猪木による、前代未聞の異種格闘技戦。ほぼすべてのプロレス技が禁止されてしまった猪木は、スライディングキック(通称アリキック)に活路を見出し、アリの脚に相当なダメージを与えた。15ラウンド引き分けとなったが、本試合をきっかけに猪木は世界中にその名を轟かせることに。

【1977(昭和52)年】
「ドリフ大爆笑」放送開始

【1978(昭和53)年】
「ザ・ベストテン」放送開始

【1979(昭和54)年】
「ブルックス ブラザーズ」上陸

日本の洒落者に衝撃を与えた総本山

ブルックス ブラザーズ

大平洋一さん

ブルックス ブラザーズ ブランドアンバサダー 大平洋一さん

今はなき青山本店でアルバイトを経験後、正式に入社。勤続30年以上のブルックス ブラザーズのレジェンドとして知られる。 ©Taiyo Watanabe

出会いは、高校1年生のとき。憧れの先輩が着ていた洗いざらしのピンクのBDに始まります。メンクラやポパイでもトラッドの総本山として大きく紹介されていましたね。1年後、対面販売のセーターコーナーでドキドキしながらケリーグリーンのシェットランドセーターを購入したのが、僕のファーストブルックス ブラザーズです。

【1980(昭和55)年】
「ルービックキューブ」日本上陸

シンプルなのに超~難解! [今買える]

ルービックキューブ

ハンガリーの建築学者・ルービック氏考案の立体パズルが、日本に上陸。一見すると簡単そうなのに、なぜかいつまで経っても揃わない(せいぜい1面)……という奥深さが人々を魅了し、初年度だけで400万個以上も売れたという。上写真は「ルービックキューブ ver.3.0」。各所が改良され、回転が超なめらかに。2860円(メガハウスお客様係)

【1981(昭和56)年】
『なんとなく、クリスタル』刊行

「クリスタル族」が大量発生! [今も読める]

なんとなく、クリスタル

田中康夫の小説『なんとなく、クリスタル』(1020円/河出書房新社)が大ヒット、100万部以上を売り上げ社会現象に! ブランド志向の強い主人公の生活様式を真似た「クリスタル族」も出現。高級ブランドに身に包み青山通りを闊歩する若者が続出した。バブル景気期のブランドブームの火種になったとも。

【1981(昭和56)年】
「なめ猫」大流行

この免許証は子供も持ってました

なめ猫

学ランや暴走族風の衣装を着用した猫のキャラクター「なめ猫」に老若男女が飛びつく。500種類以上の関連グッズが販売されたが、なかでも累計売上1200万枚を超えたのが「なめ猫免許証」。都市伝説のように、当時の小学生のほぼ全員が持っていた(!?)といわれた。

【1982(昭和57)年】
プロレスブームがピークに

【タイガーマスクの四次元殺法に大興奮】
梶原一騎が漫画原作を手掛けた同名アニメとのタイアップで生まれた「タイガーマスク」だったが、異次元の空中技にみな仰天! 「虎ハンター」の異名を持つ小林邦昭(2024年9月に死去。ご冥福をお祈りします)との抗争など、熱戦に誰もが釘付けに。この年は国際軍団やメキシコから帰国した長州力など、とにかくプロレスが熱かった。

【1982(昭和57)年】
「コムデギャルソン」と「ヨウジヤマモト」による“黒の衝撃”が反響を呼ぶ

【1983(昭和58)年】
「オールナイトフジ」放送開始

【1983(昭和58)年】
“初代G‐SHOCK”の「DW‐5000C」発売

世界に衝撃を与えたかつてない耐衝撃時計[今買える]

初代G‐SHOCK

スポーツの激しい衝撃にも削岩機から伝わる連続振動にも耐える、高度な耐衝撃性や耐振動性で世界を驚かせた初代G-SHOCK。上掲はそんな元祖タフネスウォッチの意匠を、現代の技術で可能な限り再現した復刻モデル「DW-5000R」。進化と継承を象徴する1本だ。3万3000円(カシオ計算機 お客様相談室)

【1983(昭和58)年】
「ファミリーコンピュータ」発売

ファミリーコンピュータ

©Nintendo

ゲームしたけりゃゲーセンに行くしかないなんて常識を、完全に過去のものにした任天堂の「ファミリーコンピュータ」、通称ファミコン。知っているかな? 発売当初のファミコンは、コントローラーのA/Bボタンが四角だったことを! 耐久性に難ありということで、丸型に変更されたのだとか。

【1984(昭和59)年】
マハラジャ麻布十番店開店

お盛んなヤングを狂乱の渦に叩き込んだ

マハラジャ麻布十番店開店

東京初のマハラジャ店舗として話題を集めた「マハラジャ 麻布十番店」がオープン。インドの宮殿を思わせる豪華な内装、お立ち台、ファッションを入場基準にするドレスコードなど、他のディスコとは明らかに一線を画していた。来店する芸能人も多く、人気は加熱する一方。ピーク時には、見物目的で観光バスが停まるほどだったという。

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