名品から時代のあだ花まで! Begin的 昭和流行りもの年表
昭和生まれのHITが丸わかり!
Begin的流行りもの年表
昭和を飾る多彩な流行りもの。今も続く名品もあれば、時代のあだ花もあったりして。昭和のタイムラインを辿りながら、そんな流行りものをBegin視点で年表にしてみました!
【1926(昭和元)年】
円タクが東京でも運用開始
大正末期に大阪で発祥、この頃には東京にも広まったタクシーサービスだ。市内どこまで行っても1円均一という料金システムが、とにかく画期的。
【1946(昭和21)年】
長谷川町子が「サザエさん」の連載を開始
【1951(昭和26)年】
力道山がデビュー
世紀の一戦、木村政彦vs力道山の
「昭和の巌流島」は1954年
増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』上巻990円、下巻924円(新潮社刊)
デビュー以来、数々の名勝負で大衆を熱狂させてきた力道山。なかでも伝説的なのが1954年に行われた柔道王・木村政彦との一戦。試合はガチの真剣勝負。木村大流血の末、力道山が勝利を収めたが、各界に大きな衝撃を与えた。木村政彦のその後の人生については、増田俊也の著書『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』が詳しい。
【1953(昭和28)年】
街頭テレビが広まる
【1953(昭和28)年】
「真知子巻き」が大流行
『君の名は』で魅せたストール巻きが昭和名優の象徴に
新海誠監督の作品……ではなく、この年公開の映画『君の名は』で、岸惠子が演じた主人公・氏家真知子のストールの巻き方が“真知子巻き”として大流行。最近このストールアレンジがブーム再燃!? 若者たちに人気なんだとか。
【1954(昭和29)年】
三種の神器が定まる
【1955(昭和30)年】
ジャイアント馬場がプロ野球デビュー
【1958(昭和33)年】
東京タワーが完成
【1958(昭和33)年】
初代スーパーカブ発売
[今買える(下段写真)]
©Honda
シリーズ初代となる「スーパーカブC100」がこの年爆誕! 低燃費と耐久性、さらに自動遠心クラッチの採用で簡便な操作が魅力となり、商用バイクの定番に。現在は環境性能を向上させた「スーパーカブ110」が販売中。30万2500円(Hondaお客様相談センター)
【1958(昭和33)年】
プラモデルが上陸
日本で最初のプラモデルはノーチラス号[今買える]
米海軍に就役した世界初の原子力潜水艦を1/300で模したもの。当時の金型で成型したモデルが今も買える! 3850円(DOYUSHA)
【1958(昭和33)年】
「チキンラーメン」発売
【1958(昭和33)年】
帝国ホテルでバイキングがスタート
名前の由来は海賊「インペリアルバイキング」スタート
開業当時の「インペリアルバイキング」にて:スカンジナビア料理「スモーガスボード」を日本に持ち帰った新館料理長 村上信夫(後の初代総料理長)と本館料理長 一柳一雄
ブフェ形式の食べ放題を意味するバイキング。日本ではスカンジナビアの伝統料理を参考に、帝国ホテルのレストランが最初に始めた食のスタイルだ。バイキングのネーミングは、当時話題の海賊映画『バイキング』からの着想とか。
コンシェルジュからバイキングマナーを学べるプランも![今行ける]
帝国ホテルでは、バイキングを楽しく案内してくれるバイキングコンシェルジュが、テーブルマナーなどを話してくれる特別なプランを実施。ランチ:平日の大人料金1万4000円〜。 住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 電話:03-3539-8187
【1961(昭和36)年】
坂本 九「上を向いて歩こう」発売
【1962(昭和37)年】
「キユーピー3分クッキング」放送開始
【1963(昭和38)年】
プロ野球巨人が優勝
王 × 長嶋伝説のON砲幕開け
読売巨人軍の黄金期を築いた王貞治、長嶋茂雄の両選手。その頭文字をとって「ON砲」と呼ばれ始めたのがこの頃。命名したのは、意外にも阪神タイガースを贔屓にするスポーツ新聞「デイリースポーツ」。当時、ミッキー・マントルとロジャー・マリスがNYヤンキースで大活躍。彼らが呼ばれていた「MMキャノン」に倣ったといわれている。
【1963(昭和38)年】
「ケロリン桶」発売
銭湯の定番は、東西で大きさが違う!
富山めぐみ製薬が製造する解熱鎮痛剤「ケロリン」の販促物として登場したケロリン桶。じつは東西でサイズが違う。関東は直径225mm。関西は直径210mm。関西で主流の“かけ湯”文化を踏まえ、湯船から直接お湯をすくいやすいようにサイズが小さめなんだとか。ケロリン桶A型(関東版)、ケロリン桶B型(関西版)。各1870円(富山めぐみ製薬)
【1964(昭和39)年】
東京オリンピック開催
【1965(昭和40)年】
ブルワーカーが日本国内で発売
少年漫画で火がついた日本製を貫く筋トレ器具[今買える]
元はドイツで考案されたトレーニング器具だが、この年より日本で製造・販売がスタート。とくに漫画誌に掲載された漫画形式の広告が印象的で、「貧弱君がブルワーカーでムキムキ、女性にモテモテ♡」みたいな内容が、若者にササりまくった。上/ブルワーカーXOソフト1万2430円。下/ブルワーカーXOハード1万3200円(以上、ポニー)
【1966(昭和41)年】
ビートルズ初来日公演
最初で最後の来日に日本中が熱狂!
日本の音楽シーンに大きな影響を与えたビートルズの初来日公演。日本武道館で6月30日から3日間、計5回のコンサートが行われた。セトリは11曲、演奏時間はわずか35分だったが、会場は大熱狂! あまりに大きな歓声に、自分たちの演奏が聞き取れなかったことにビートルズ自身驚いたという。前座として内田裕也やドリフターズが出演した話はあまりにも有名。
1964年に公開されたビートルズの初主演映画『ビートルズがやって来るヤァ! ヤァ! ヤァ!』。日本語吹き替え版でポール・マッカートニーを演じているのが、じつはドラマ『水戸黄門』で、うっかり八兵衛を演じた高橋元太郎(編集部カザマの実祖父)であることはあまり知られていない。
【1967(昭和42)年】
MG5シリーズが誕生
資生堂エムジー5 ヘアリキッド(F)L[今買える]
じつは、1963年に液体整髪料「MG5リキッド」を単品で発売するも売れ行きボチボチ。そこで1967年に日本初の本格的な男性用総合化粧品ブランドとして再デビュー。すぐさま若者の支持を集め一躍人気に。880円(資生堂お客さま窓口)
【1967(昭和42)年】
フィンガー5デビュー
【1967(昭和42)年】
トヨタから初の国産スーパーカー「2000GT」発売
自転車や消しゴムも生まれたみんなの憧れスーパーカー
1967年から1970年までの約3年間で、わずか337台だけ生産された昭和の日本を代表するスーパーカー。映画『007は二度死ぬ』では、オープンカー仕様が登場するなど国際的にも名声を獲得。1970年代後半に火がつくスーパーカーブームを予見するモデルともいえる。
【1968(昭和43)年】
『男はつらいよ』放送開始
【1969(昭和44)年】
クォーツショックがおこる
【1969(昭和44)年】
『8時だヨ!全員集合』放送開始
【1970(昭和45)年】
大阪万博開催
20世紀の少年をワクワクさせました[今買える]
昨今何かと話題の大阪万博だけど、1970年開催時はマジにスゴかった! 最新技術を駆使して建築されたパビリオンが立ち並び、累計6400万人の人々の心を躍らせた。上写真は、海洋堂のプラモデル「ARTPLA 太陽の塔」。太陽の塔の表面だけでなく、内部構造まで徹底再現した超~緻密な仕様だ。約H360mm。1万9800円(海洋堂ユーザーサービス)