着込むほどに自分色になる。ウエアハウスで学ぶ育てる楽しみ
シャツなら気軽に手早くヴィンテージ顔に!
着込むほどに味が出て、自分だけの表情に育っていく――。エイジングは、まさに男のロマン。経年変化するものといえばジーパンやレザー小物が鉄板ですが、じつは意外な盲点でシャンブレーシャツも育てがいたっぷりなんです!
そもそも“育つシャツ”ってだけでも稀有なのですが、ウエアハウスの一枚は、縦糸に芯までインディゴが染まらない、ロープ染色という手法を採用。着込んでいくとデニムさながらにインディゴがフェードして白い芯が覗き、見事な色落ちを見せるんですね。
育ちの速さも魅力で、約2年で左のように淡く美しく変化。ムラ糸を使い旧式の力織機で織り上げた耳付き生地とあり、その表情も本格的なんです。
しかもシャツなら年中ガシガシ着られるから、多少根気がなくとも(笑)ヴィンテージさながらの経年変化が楽しめますよ!
美しく経年変化する“ロープ染色”
ウエアハウスのトリプルステッチワークシャツ
1940年代の代表的なワークシャツがモチーフ。生地だけでなくトリプルステッチの巻き幅や縫製糸の締め方まで当時の雰囲気を再現しながらも、サイズは現代的にアップデートされた逸品だ。1万3000円。(ウエアハウス東京店)
2年後のものがこちら!
ウエアハウススタッフ 隠塚佑二さんの私物
こちらはおよそ2年弱着用したもの。着込むほどにロープ染色された縦糸の芯の白が覗き、自分だけの色に。部分的に濃淡が生まれるなど、インディゴのフェード感が味わいたっぷりだ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一 文/いくら直幸 吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 星野勘太郎 伊藤美玲 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 今野 壘 黒澤卓也 栁澤 哲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/TOMOYA daisketch