特集・連載
一緒に年を重ねたい! エイジングで輝きますます増してくアイテム3選
とことん使える一生モノ また値上げぇ~!?と、こっちが音を上げてしまいそうな昨今の日本経済……。でもしょげてばかりじゃいられない。モノ好き賢者の成功体験を聞きながら、結局得する「一生モノ」をオールジャンルで紹介します。 この記事は特集・連載「とことん使える一生モノ」#14です。
マイ定番への愛がすぎるがゆえ、“そんなことまでしちゃうの!?”な仰天テクで独自のエイジング道を追求するスーパートレーナー。行き切った御技をとくとご覧あれ。
①[10年愛用]ビッグヤンクの1942ワークシャツ
「少しの塩素系漂白剤で手っ取り早く色落ちを」
ワークの名品らしいやれた風合いに強制的に育てました
サーティーファイブ サマーズ PR
信岡 淳さん
古着好きなら誰もが知るワークシャツの名門。細部までオリジナルを忠実に再現したこの復刻モデルも、やっぱり佇まいがいい。でもだからこそ新品パキパキの状態から早く脱したい!と思案して、洗濯時に塩素系漂白剤をほんのチョロッとだけ入れて、乾燥機で熱も加えることに。
おかげで想像以上に早く理想の色合いに育ってくれました。それからは徐々にやれていって、愛着もひと塩。今は衿周りに黄ばみが目立ってきたら、漂白剤を使うくらい。破れたら刺し子針と刺し子糸を使って自分でお直ししようかと思っています。
②[8年愛用]フィルソンのエプロン
「町内会の焼きそばで育てた思い入れも特濃エプロン」
ハードに使ってソースのように香ばしい表情に
アウターリミッツ 営業マネージャー
柴山一加さん
フィルソンといえば、ヴァージンウールを使ったマッキーノクルーザーと同様に、頑強なティンクロスで仕立てた製品も著名。ですが実はこんなエプロンも作っていて、僕は8年前、キャンプ時の設営用として購入しました。それからは新宿落合の町内会の催しで焼きそばを焼く時に愛用。
1メートルほどの大型鉄板で30人前を一気に、豪快に焼いていると、ソースが跳ねる跳ねる(苦笑)。でもおかげでカスタマイズしたワッペンとの相乗効果で、こんなにコク深い顔つきに育ってくれました。思い入れも特濃でもう手放せません。
③[7年愛用]エルメスのレザージャケット
「ニベアを塗り込めば艶も出て馴染みやすい」
驚くほどしなやかでシワが入った姿まで神々しい
クローチア 代表
山神孝治さん
大のレザー好きが高じて、7年ほど前ついにエルメスのヴィンテージレザージャケットを購入。かなりコンディションがいい個体で、主に冬場に週1〜2ペースで愛用しているんですが、着込んでみると改めてエルメスは凄いなと。
柔らかくて着心地もいいし、仕立てもよくてインナーにバンバン着込んでも見映えが損なわれないんです。風も通さなくて防寒着としても優秀なんですが、レザーは着込んだ分だけお手入れも必要。そこでニベアを薄〜く塗りこんで艶をキープしています。これからも優しく育てていくつもりです。
※こちらのページのアイテムは、すべて私物です。
[ビギン2023年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。