自己満足の追求はもちろん、他人にどう見られるかも立派な煩悩の一つ。そんな“気にしい”な編集部員の食指が動いたモノを厳選&リポート!
制服化しがちなスガは【夏のキメカジアイテム】をご紹介!
編集部スガ
先日30数年の人生で初めて、オーケストラを鑑賞してきたんです。場所は有楽町、テーマはベートーヴェン。親父の影響でプログレはよく聞くんですけど、クラシックなんて高尚な音楽はもってのほか。完全に門外漢なわけです。当然着ていく洋服にも悩む。
何てったって崇高な場ですから、いつも夏の制服のように着ちゃってる白T&黒シャカパンって訳にはいきませんし、かといってスーツじゃこなれてなさすぎる……。そんな、ちょっとキチンと魅せたいけどこなれ感もほしいとき、スッと助け舟を出してくれるのがシップスのポロシャツです。
なめらかなタッチと品のいい光沢感が特長だというイタリア発・アルビニ社の糸を日本で先染めし、32ゲージの鹿の子生地に。ドレスシャツの縫製を取り入れ、衿をカッタウェイ仕様にすることで、本来スポーツウェアであるはずのポロシャツが俄然エレガントに仕上がってるってわけですね。
鹿の子ポロのお馴染み感と大人っぽさを兼ね備えたこの一着こそ、30過ぎの人生初オーケストラにふさわしい!と思いましたよね。
“お馴染み” といえばタイメックスもそう。毎日SSキャンパーを愛用してる身としては、同じ名門でありながらより本格派な機械式マーリンが大人っぽいポロシャツに合うんじゃないかと。少しボリュームのあるクッションケースの新作は、洗練されすぎてないフォルムがいかにも休日的ですよね。
ちなみに、鑑賞したのは「0歳からOK」のコンサート。見渡す限りのパパたちは、軒並みTシャツ姿でしたとさ。トホホ。
スポーティさを和らげるカッタウェイカラー
Ships[シップス]
ALBINI 32ゲージ カノコ無地ポロシャツ
鹿の子ならではの快適な肌触りと、滑らかなタッチ&上品な光沢を備えた人気シリーズ。台衿仕様でボタンを開けても閉めてもスマートにキマり、ジャケットのインにはもちろん、一枚で着てもサマになる。1万2980円(シップス 渋谷店)
肌あたりが気持ちいいアルビニ社のコットンを採用
白T一枚を引き締める塩顔アンティーク
Timex[タイメックス]
マーリン オートマティック
近年復刻された「マーリン」シリーズに、完全新作のオートマティックが誕生。裏蓋にはムーブメントが覗く小窓を、9時位置に24時間計時のサブダイヤルを配置した。径39mm。SSケース。自動巻き。5気圧防水。4万9500円(ウエニ貿易)
マーリン特有のカジキマグロが!!
※表示価格は税込み
[ビギン2023年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。