特集・連載
ダッチオーブンレシピFILE(Vol.56)タレの魔術師編⑧
人形町今半「焼肉たれ 旨甘」で作る鶏ごはん
入れるだけ~♪のダッチオーブンレシピ 今さら料理なんて無理無理。な~んて人ほど一度使えば絶対ハマるダッチオーブン。なんせ面倒な手間は一切ナシ。材料を鍋にブチ込んじゃえば、あとは鍋が勝手に美味し~く仕上げてくれるんですから! この記事は特集・連載「入れるだけ~♪のダッチオーブンレシピ」#66です。
“二度蒸し”でタレの旨みをギュッと染み込ませる
美味しい炊き込みごはんも、魔法のタレとダッチオーブンがあれば楽勝。今回使うのは、すき焼きの名店「人形町今半」がプロデュースする甘口のタレ。本来は焼肉用ですが、合わせ醤油の旨みとリンゴのまろやか~な甘みが効いているから、コレ一本で味付け完了!
さらに、本来はレンジでチンするだけのパックごはんでも、圧力鍋効果の高いダッチオーブンを使えば時短でも美味しく仕上がるというわけです。
ポイントは“炊き込み”というより“蒸し焼き”にすること。タレを揉み込んだ鶏肉や野菜にパックごはんを重ねて蒸しながら焼きつけることで、具材の旨みをごはんに染み込ませることができるんです。
それもじっくり蒸し焼きにしてから火を止め、さらに蒸らす“二度蒸し”すれば、旨みがギュッと染み込んで、さらにごはんがふっくら。スーパーで買えるパックごはんでも、ものの20分で一流の味に近づけますよ。
教えてくれるのは…
[鉄鍋の鉄人]小雀陣二さん
- 「焼肉たれ 旨甘」30ml
- 鶏もも肉 180g
- ミニトマト 6個
- しめじ 60g
- いんげん 2本
- パックごはん 2パック
人形町今半「焼肉たれ 旨甘」
明治28年創業、すき焼きの名店がプロデュースする焼肉のタレ。合わせ醤油の旨みとリンゴの甘みが効いた甘口のつけダレは、肉炒めの味付けに使っても旨し。245g。584円(人形町今半)
作り方(約20分)
①一口大に切った鶏肉を鍋に入れ、タレを加えて揉み込む。
②半分に切ったミニトマト、小房に分けたしめじを入れる。
③パックごはんを鍋に入れ、食べやすく切ったいんげんをちらし、蓋をして中火で10分ほど蒸し焼きに。
④火を止めて蓋を開け、具材とごはんをよく混ぜる。
⑤火はつけずに蓋を閉じさらに5分ほど蒸らせば出来上がり! 最後によく混ぜてからいただきましょう。「“炊き込み”ではなく“蒸し焼き”にするから鉄鍋で作る鶏ごはんは旨い」(小雀さん)
使ったダッチオーブンは…
「ロッジ」のサービングポット。内径20×高さ7cm。9680円(エイアンドエフ)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。