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日本生まれアメリカ育ちの逆輸入モノ
僕らがグッとくる食器といえば、それはもう断然アメリカンライフスタイルなわけですが、米国で高い知名度を誇るMIKASAを知る人はまだ少数派でしょう。バウアーポッタリーやヒースセラミックスと違い、一流レストランにも納入されるけれど、むしろ一般の食卓で幅広く愛用される大衆的アイテムです。

 

日本が誇る名器はアメリカ人のほうがよーく知っていた
教えたくなかったけど教えちゃいます!

うっすら乳白色がかったプレートに青いラインが入るさまは、郊外のダイナーやアメリカンハウスで何世代にもわたって使われてそうな雰囲気でしょう?

で、驚くことなかれ、このブランドはじつは日本生まれ。日本の陶器をアメリカや世界に広めるために誕生し、国内ではこれまで業務用としての流通がメインでした。

その理由は単純で、基本的に海外向けのデザインの洋食器を実直に作り続けていたから。深皿のシリアルボウルあたりがラインナップするのはその証。でもむしろ、そのほうが僕らはグッとくるわけで。

本当は教えたくなかった、日本人が知らない日本の名器です。

 

帝国ホテルと同じ
工房の皿が600円~(感涙)

帝国ホテルと同じ工房の皿が600円~(感涙)

japanMIKASAのコンコード ブルーライン

日本が生んだアメリカンカジュアル

装飾性を削ぎ落としたシンプルな代表シリーズ。食洗機&電子レンジに対応。プレート16/600円、プレート22/800円、プレート27/1300円、ボウル15/600円、シリアルボウル18/800円、パスタボウル/1000円、マグカップ S/800円。(問)丸利玉樹利喜蔵商店

 

細部のディテールはなんとなくアメリカン!

細部のディテールはなんとなくアメリカン

しっかり厚みのある硬質陶器は米国でガンガン使われる中で磨かれたもの。日本発の技術による美しい塗装と、滑りにくいマットな底面=実用のバランスが、逆輸入モノならではの魅力に。

 

What’s MIKASA

What's MIKASA

日本生まれアメリカ育ちの逆輸入モノ

1957年創業の陶器メーカーで、当時アメリカで人気だった日本製テーブルウェアを広めるために誕生。米国では一流レストランや各家庭で幅広く親しまれるも、日本では帝国ホテルなどで主に業務用として流通していた。

 

 


※表示価格は税抜き

[ビギン2018年3月号の記事を再構成]
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 竹内一将(STUH) 齊藤遼子 文/秦 大輔 礒村真介 押条良太(押条事務所) 桐田政隆 黒澤正人 今野 壘 間中美希子 井上健太郎 宮嶋将良(POW-DER)イラスト/田中 斉 TOMOYA 撮影協力/ BESS

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