カシミヤタータンがON! POTR×ジョンストンズ オブ エルガンのヘルメットバッグ

上品タータンが冬の外歩き姿に暖かさを添えます

吉田（創業：1935年。本社：東京）がポーター、ラゲッジレーベルに次ぐブランドとして2021年に立ち上げたブランド、POTR（ピー・オー・ティー・アール）は今年（2022年）、創業225周年を迎えたスコットランドカシミヤのスペシャリストであるジョンストンズ オブ エルガン（Johnstons of Elgin／以下、ジョンストンズと記載）と初めてコラボレートし、このたび、日・英それぞれの伝統技術を活かした3アイテムを製作しました。

1797年、スコットランド北東に位置するモレイ県の中心地エルガン（Elgin／エルギンとも）で創業したジョンストンズは、「繊維の宝石」と謳われるカシミヤ（カシミヤヤギから採られる希少ウール）をはじめ、メリノウール（メリノ種の羊毛）、ラムズウール（子羊の羊毛）、ビキューナ（南米アンデス山脈に棲息するラクダ科の偶蹄類ビクーニャの獣毛）といった高級織物と、それらの生地で作られるスカーフやホームファーニシング（家庭用品）などを展開する歴史ある名門です。しかも現在でもなお、原毛の厳選から紡績、ウィービング(機織)、ニッティングまで一貫して自社工場で手がけている英国内唯一のブランドであり、とりわけ1840年代から続くタータンチェックは、モダンブリティッシュのスタイルアイコンとして世界中で愛され続けております。

今回実現したコラボレーションでは、シンプルで実用性の高いPOTRのバッグに、ジョンストンズのカシミヤ100％のトラディショナルで気品あるタータンを組み合わせることで、POTRが提案する「さまざまな人たちのライフスタイルに寄り添い、日々の暮らしを豊かにする」なるブランドコンセプトを明確に体現するものになりました。

ということでトップ写真の3アイテム（左から「バルーンサック」、「ヘルメットバッグ」、「バーティカルショルダーバッグ」）が、そのコラボバッグなのですが、なかでもBeginが注目したのが手提げ＆肩掛け両用の「ヘルメットバッグ」です。1940年代中頃にヘルメットや酸素マスクなどの携行用として米軍が開発したバッグがルーツとされるヘルメットバッグ。そのアクティブなイメージに、名門ジョンストンズのカシミヤのタータン柄が醸し出す暖かみが、絶妙バランスで融合され新鮮さを生んでいます。

しかもこちらのヘルメットバッグ、薄マチながら見た目以上の収納力があってデイリーで使うのにちょうどいいサイズですし、タータンチェックのアクセントはこの季節のコーディネートと相性よし。思わず誰かにちょっと自慢したくなっちゃうヘルメットバッグといえましょう！

手提げ×肩掛けの2Wayである「ヘルメットバッグ」（トップ写真中央も）では、2室あるホックボタン付きフロントポケットにタータンを配置。前身頃下部に取り付けられたサブハンドルは肩掛け状態で荷を出し入れする際、バッグをカラダの前に引き寄せるのに重宝するものだ。カラーは（写真左から）「フォーブスドレス（Forbes Dress）」「エディンバラクリスタル（Edinburgh Crystal）」、「エディンバラクリスタル-ネイビー（Edinburgh Crystal-Navy）」の全3色展開。いずれも商品個体ごとにチェック柄の見え方が異なることから、1点モノ的な魅力もある。

A4ファイルや13インチのノートPCも収まる「ヘルメットバッグ」は、スリム設計ながら見た目以上の収納力が魅力。また、本体と同色のインナーバッグが付属しており（写真右）、これ単体で使用できるのみならず、スナップボタンの着脱で本体メインコンパートメントに取り付けることでインポケットにもできる仕様だ（写真左）。

「バーティカルショルダーバッグ」は、前身頃のポケット部分にカシミヤタータンを使い、そのフリンジをアイコンに。スマホや財布など最低限の荷を収納するのに重宝するうえ、ショルダーストラップを取り外してインナーポーチとしても使用可能だ。後ろ身頃にもポケットあり。W13.5×H17×D4cm。全3色。各2万4200円。

「バルーンサック」は、円形の底面にナイロンを使いつつ、その外周をジョンストンズのカシミヤ100％のタータンで覆ったシンプル、かつ気品ある巾着型のバッグ。ちょっとした外出に重宝し、冬場の和装とも相性よく、旅行時にはバッグ・イン・バッグとしても活躍してくれそうだ。Φ17×H13.5cm。全3色。各2万900円。

問い合わせ先／ブリティッシュメイド 銀座店　☎ 03-6263-9955
https://www.british-made.jp/

※表示価格は税込

文/山田純貴