今、史上最強に別注バブアーが熱い!
英国きってのトラディショナルアウター。それがバブアーの骨太な魅力ですが、だからこそ、今日をときめくハイファッションの旗手からのコラボにも引っ張りだこ。そこには一生モノながらフレッシュという背反する魅力が宿ります。
たとえばNYの新世代ストリートとも言える「ノア」の別注は、深緑や黒といったバブアーへの先入観を鮮やかに裏切るカラフルなロクヨンクロス!
マウンパでもお馴染みの素材とあって、歴史あるフィールド服にも不思議とマッチするから興味深いのなんのって。他にもマーカウェアやアンドワンダーと言った名手たちによるアレンジの饗宴に、バブアーの第何次黄金期かが到来しちゃってます!
NYストリート界の重鎮ブレンドン・バベンジンが2015年に本格スタート
注目を集める理由の一つが、J.Crewのメンズクリエイティブディレクターも務めるブレンドン氏が立ち上げている点。巷のストリートブランドとは一味違う、大人の男が着たくなるクリエイションで、「パーソナルスタイルブランド」を標榜している。
NYのカリスマ別注は史上最“驚”!
永世定番の面影はそのままカラバリ8色で超~フレッシュに!!
NOAH×Barbour[ノア×バブアー]
ビデイル
驚異の全8色ビデイルはナチュラルな毛羽を宿すロクヨンクロスを採用しているため、カラフルでも悪目立ちせず◎。ベタつかないからこその取り回しやすさも魅力で、ライニングに配したタータンの配色も遊びが効いている。各7万7000円(ノア クラブハウス)
ワックスなしでもちゃ~んと水を弾く
歴史あるオリジナルのタータンチェック採用
NY発、次世代ストリートの旗手
NOAH[ノア]
Since 2015 アメリカ
スケートやサーフ、音楽といったカウンターカルチャーをベースに、トラディショナルな服を展開。環境問題にも高い関心を示すなど注目を集める。バブアーとは2020年よりコラボを開始し、業界の話題をさらった。日本では原宿と大阪南堀江の2店舗を構える。
素材の魔術師 別注は史上最“強”!
自立するほど硬い!? 超度詰め生地はオイルド並みに水にも強い
MARKAWARE×Barbour[マーカウェア×バブアー]
ショートライディングコート
英国軍バイク隊のライディングジャケットをモディファイし、現代的なワイドシルエット&ドロップショルダーに。独自のコットン生地は比類なき度詰めっぷりで、軍御用達だったかのベンタイルクロスよりもさらに高密度。その生地の強靭さは、垂直に置くと支えなしで自立するほど! 当然水にも強い。9万4600円(エディフィス 新宿)
ベルトレスでスッキリ&バリ硬で自立する
20周年を迎えるニッポンの実力派
MARKAWARE[マーカウェア]
Since 2003 日本
ハイエンドな素材使いと、洗練シルエットの定番服で人気の日本ブランド。デザイナーはミリタリーにも造詣の深い石川俊介氏。世間が騒ぎ始める前から日本製にこだわり、ハイクオリティな服作りにファン多し。
気鋭の東京ブランド 別注は史上最“共”!
史上もっとも変則的な2つのコートが共存するドッキングデザイン
YOKE×Barbour×Journal Standard
[ヨーク×バブアー×ジャーナル スタンダード]
ゲームフェア×リッズデイル コート
ロング丈のキルティングジャケット「リッズデイル」と、乗馬観戦用の「ゲームフェア」が共存するという、規格外の発想を具現化。前身頃は両者が完全に重なり合い、内側からキルティングが覗くハイデザインの一着は、既成概念にとらわれない新鋭なればこそ。8万6900円(ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店)
リッズデイル(右)とゲームフェア(左)が一着の中で共演
大胆パターンのユニセックスブランド
YOKE[ヨーク]
Since 2018 日本
創業時からユニセックスアイテムを作り続け、性差による体型の違いを問わない服作りが得意。一着のロングコートが上下で分割され、ブルゾンとスカートに分かれる「シェアコート」が服好き界隈で話題を呼んだ。
ユニークな目線の別注名人
Journal Standard[ジャーナル スタンダード]
Since 1997 日本
アウトドア×モードの天才 別注は史上最“響”!
山好きに響く雨対策生地&ディテール
and wander×Barbour[アンドワンダー×バブアー]
防水透湿ビデイル
水に強いという本家の矜持を保ちながら、まさかの方向性で殻を打ち破った本作。フーデッド仕様のビデイルをベースに、外装を本気アウトドアスペックの完全防水透湿シェルに載せ替え! 胸ポケにはリフレクター付きの止水ジップを使うなど、トラッド好きはもちろん山好きにも響く一着が完成した。11万4400円(アンドワンダー)
止水ジップ採用のハイスペックモダン
山で着られるモード服と言えば
and wander[アンドワンダー]
Since 2011 日本
デザイナーズブランド出身の池内敬太氏と森美穂子氏が、ファッションの感性をアウトドアに持ち込んで独自性を確立。実際にフィールドで納得した素材やディテールを、気分の高揚するデザインに落とし込む。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。