特集・連載
3wayアウターは「ライナーで着たい」で選べばすぐ活躍!
安くてイイ冬服 そろそろ冬風の準備をしないとな、な時季。冬も想定した服を買い足すとなるとどうしたって値が張るじゃない? ってことで、今回はお財布にもやさしい春まで使える超コスパ服を中心に、情熱実況しちゃいま~す♪ この記事は特集・連載「安くてイイ冬服」#01です。
セレクトならでは! 自由な発想の勝利
薄いと冬に着られず、厚いと冬しか着られないアウタージレンマ。これを最も理に適った方法で解決してくれるのが、外身、ライナー、双方の合体の3wayで着られるアウター! の、はずなのですが、正直ライナー=オマケのそれが多く、それで値段が嵩増しされてはホントにお得?となりますよね。
だからこそ、3wayアウターは“ライナーで着たい”で選ぶ。
シエラにレリュームが別注した一着(写真右)は、外身はロクヨンパーカのデザインを踏襲しつつ、ライナーがまさかのミリタリーモチーフ! 米陸軍・寒冷地用レイヤリングシステム「ECWCS」フリース型にして、配色にレトロアウトドアの薫りが漂うとあっては、惹かれないわけにはいきませんよね。
そしてお隣、ビームスのM-65(写真左)は、ライナー単体でもベストバランスで着られる、ライナーの着丈が外身より長い驚愕設計!
さらに、双方値札3万円前後とくれば……物価高に喘ぐ服好きの救世主といって差し支えないのでは!?
¥29,700
SIERRA DESIGNS×JOURNAL STANDARD relume
[シエラデザインズ×ジャーナルスタンダード レリューム]
3way マウンテンパーカ
ロクヨンクロスのシェル&ポリエステルボアのライナーからなる3wayアウターは、イチから共作した完全別注。大ぶりなシルエットで、ニュアンスもばっちりだ。(ジャーナルスタンダード レリューム ルミネ新宿店)
じつはライナー
「この冬アウター、今はまだ暑くて着られないなぁ…」そんな考えは不要!!
ブラームス ルーツストックのカットソー2万900円(ワンダリズム)シップスのデニムパンツ1万9910円(シップス 渋谷店)
¥33,000
BEAMS[ビームス]
3way M-65 BDUブルゾン
エポレットのない、最初期型のM-65をモチーフにした一着。肝のライナーは、外身のジャケットより丈が長いユニークな仕様。三者三様に異なる表情が楽しめる、究極の3wayだ。(ビームス 原宿)
じつはライナー
ビームス プラスのニット2万7500円(ビームス プラス 原宿)サイベーシックスのシャツ2万9700円(マスターピースショールーム)セラー ドアーのパンツ12万6000円(アントリム)ハミルトンの時計12万5400円(ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン)
なぜ外身もライナーも格好イイのか?
作り手の渾身[生]解説
ビームス メンズカジュアルバイヤー
吉川基希さん
ビームス
- 長いシーズン活躍する3way
- ライナーでレイヤード感を演出
- 短丈&ワイドでイマドキ!
合体するとレイヤードをしているのが一目でわかるデザインがポイント。ライナーは隠すものという固定概念に縛られず、絶妙なバランスのレングスに設定してこれを実現しました。無骨なアイテムをお洒落にがテーマです。
ジャーナル スタンダード レリューム EC MD
平田知之さん
シエラデザインズジャーナル スタンダード レリューム別注
- 掟破りのミリタリー風ライナー
- オールドアメリカンな配色
- ゆったりした身頃&ミドル丈
“外身はアウトドア、中はミリタリー”という業界の常識を覆すアウターを、完全別注で作りました! 肩の落ちるコンテンポラリーなシルエットと、オールドアメリカンな配色のタッグも見どころ。防寒性もばっちりですヨ。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。