アーバンリサーチ

中室太輔さんとJ.M. WESTON ジェイエムウエストンのシグニチャーローファー ♯180

「一生モノはブレない“芯”を通してくれる存在なんだと思います」―ムロフィス 中室太輔さん

初めてパリへ出張に行ったときに、先輩に言われるがまま買ったのが、ウエストンのシグニチャーローファー。そのとき買ったのはタン色でしたが、今も大切に持っています。

当時は借金してもイイものを持っておけという風潮が強く、先輩の中には昼食をコーラで我慢してエドワード・グリーンを履いている人もいましたね(笑)。その後、タンをもう1足、黒を4足、ネイビーも4足買いました。

今日履いているのは1年前に買ったもの。履き込んで味が出た顔も好きだし、キレイな顔も好きなので、いつも一軍に各色新旧がいる状態なんです。多いときは週5でローファーを履いていますね。

他の有名なブランドのローファーも持っていますが、一番好きなのはやっぱりウエストン。イタリアのそれほどギラついてないし、アメリカものほどいなたくない。いろいろな文化のイイとこ取りをしたようなバランスにフランスらしさがあって、心地いいんです。

10 eyevan テン アイヴァンのアイウェアNo.5とCartier カルティエの1980年代 マスト タンク SM

眼鏡はテン アイヴァンのセルロイドフレームがお気に入り。セルと呼ばれる眼鏡は現在、ほとんどアセテート製ですが、この眼鏡はデッドストックのセルロイドを、鯖江の職人が削り出して作ったもの。曲面の滑らかさだったり、黒の艶の深みが違うんですよね。

時計は80年代のカルティエ マストタンク。普遍的な見た目が気に入っています。一生モノって、トレンドで変わる不安定な装いに芯を通してくれる存在だと思うんです。そういう意味でも、ずっと大切にしていきたいですね。
 

数多のブランドを世に広めた名物ディレクター

ムロフィス 代表 中室太輔さん

ムロフィス 代表
中室太輔さん(41)

エディフィスのプレスを経て独立。2008年にPRやブランディングを請け負う「ムロフィス」を設立する。週のほとんどをローファーで過ごす革靴党。自らディレクションする鞄ブランド「モノリス」青山店が今年7月にオープン。

No.1[1年愛用]ジェイエムウエストンのシグニチャーローファー
「色っぽすぎないフランスらしいデザインが好きで黒だけでもう4代目です」

J.M. WESTON ジェイエムウエストンのシグニチャーローファー ♯180

J.M. WESTON[ジェイエムウエストン]
シグニチャーローファー ♯180

「いつも靴からスタイリングするのですが、本当に何にでも合うし、履いていて一番落ち着く靴です」と中室さんが話す永世定番のローファーは累計で10足購入。「初めて買ったのは22歳のとき。パリのお店で噂どおりキツキツをすすめられたのもイイ思い出です」

No.2[3年愛用]テン アイヴァンのアイウェア
「セルロイドは黒の深みが全然違う。僕の顔面とケンカしない(笑)シンプルなデザインもいい」

10 eyevan テン アイヴァンのアイウェアNo.5

10 eyevan[テン アイヴァン]
アイウェアNo.5

パーツにこだわり抜いた、アイヴァンの最高級ラインの一本。「デッドストックのセルロイド素材を、鯖江の職人が削り出して作った眼鏡です。テンプルエンドのチップは、シルバー925製。ハンドメイドなので同じものがないという特別感にも、愛着を感じますね」

No.3[6年愛用]1980年代カルティエのマスト タンク
「四角くて小ぶりなデザインが、これからもずっと好きだと実感」

Cartier カルティエの1980年代 マスト タンク SM

Vintage Cartier
1980年代カルティエ マスト タンク SM

グレーの型押しベルトに替えて愛用。「アクセを何も身に着けないので、時計くらいジュエリーブランドのものを、とカルティエを着けています。昔から小ぶりでスクエアなカタチの時計が好きで、この時計はまさに理想。時代が変わっても、変わらず好きでしょうね」

[今買うならinfo]
ローファー/豊富なサイズ×ウィズの組み合わせで購入可能。12万6500円(ジェイエムウエストン 青山店)
 
眼鏡/同モデルがあり。ちなみに鼻盛りは黒蝶貝製と、パーツへのこだわりが凄い。6万6000円(アイヴァン PR)
 
時計/シルバー925×金張りのヴェルメイユケース、クォーツの中古価格17万5000円~33万円程度(編集部調べ)

手放しちゃってとほほ……
インバーアラン ローゲージ カシミヤニット

インバーアラン ローゲージ カシミヤニット

カシミアでローゲージとなると、重くて暑くて、とても部屋で着ていられない。でも風は通しまくりで寒い。着る機会がなく売ったけど、今思えば資料として残しておけばよかった。
 
※表示価格は税込み


[ビギン2022年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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