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シックストックス SNスーパーナチュラル 無印良品のウール商品

ウールは天然素材でありながら優れた機能を備え、登山服のベースレイヤーなど数多くの肌着にも採用されています。そんなウールの機能面でのメリットについて、ウール製品を展開する3ブランドに話を聞いてきました。アンダーウェアの素材としても優秀なウールは、やっぱり“夏こそ着たい”素材です!(こちらの記事は夏のウール 10人の証言のVol.2です)

【1人目】シックストックス 前田さんが証言!
「体温調節できるウールの肌着は一年中活躍します」

CHICSTOCKS シックストックスの前田竜彦さん

1人目は、靴下を中心に肌着を展開する「シックストックス」のマネージャーを務める、ノーデザインの前田竜彦さん(残念ながらお顔は非公開)。同ブランドはウールを使ったアイテムもラインナップしていますが、ウールを採用する一番の理由は機能性なのだとか。

「ウールは肌着にぴったりの素材です。ウール自体の機能の一つに防臭性があり、汗の臭い分子を吸収して洗濯時まで閉じ込めるため、ニオイのもとになる菌が繁殖せず臭くなりません。また同じ理由で汗をかいてもドライな着心地が続き、しかも吸放湿性が高いので、効果的に体温調節が可能です。夏にも向いていますが冬も着られるため、ウールの肌着は一年中活躍します」

ウールが持つ吸放湿性は、ニオイ対策や汗冷え対策に有効。これらの機能は、肌着でこそ真価を発揮すると前田さん。

「ウールの肌着は出張にも便利ですよ。ホテルのバスルームで洗って干しておけば次の日には乾いているので、荷物を減らすことができます。乾きやすくて臭わないから、突き詰めると洗わなくても履けてしまうというか(笑)。そういったところも利点だと思いますね」

CHICSTOCKS シックストックスの前田竜彦さん

もう一つ、色落ちしにくいところもウールの利点だと前田さんは話します。

「肌着としての機能ではありませんが、ウールは一度染色すると色が落ちにくいので、ずっとキレイな状態で着ることができます。生地としてもすごく丈夫なので、長く着続けられるんです。良いものを長く使うという意味でも、ウール製品はサステナブルなのかなと思いますね」

前田さんのイチオシ!

CHICSTOCKS シックストックスのメリノウール100% ボクサーブリーフ

そんな前田さんのイチオシは、シックストックスの「メリノウール100% ボクサーブリーフ」。細さ17.5マイクロンのスーパーエクストラファインメリノウールを100%使用し、チクチク感や肌ストレスのない、上質な着心地を体感できます。

「アンダーウェアでは珍しいウール100%の生地を使っているのですが、伸びが良く窮屈さを全く感じません。日本人の髪の毛の4分の1から5分の1という細いウール糸を使用しているのでチクチク感がほとんどないところも特徴です。金額的には少し高いのですが、肌に触れるものは上質なものを身につけたいという思いから作っているので、ぜひ一度試していただきたいアイテムです」

コチラも注目!

CHICSTOCKS シックストックスのウールソックス

ウール79%、ナイロン21%の糸「ニッケアクシオ」を使用したソックスも見逃せません。定番として展開しているコットンベースのアンクルソックスを、今季はウールバージョンでリリース。汎用性の高さが魅力です。

「長く履いてもらいたいという思いを込めて、足底の色を濃くして汚れを目立たないようにしています。革靴の色移りなども気にせず履けて、単色の靴下とは少し異なるニュアンスが出せるデザインです」

【2人目】SNスーパーナチュラル 平出さんが証言!
「汗冷えを防ぐ機能こそウール最大の魅力です」

super.natural SNスーパーナチュラルの平出健太郎さん

続いて、2012年にスイスで誕生した「SNスーパーナチュラル」のブランドマネージャーを務めるSN Japanの平出健太郎さんに、ウールの魅力を聞いてきました。

「ウールには色々な機能がありますが、特に私自身が実感をしていておすすすめしたいのが、ユーザーの汗冷えを防ぐこと。ここがウールの良さを本当に感じられる機能だと思います。日常生活のなかで、夏だと汗をかいて冷房の下に行くと冷えますよね。冬だとアウターのまま満員電車に乗って汗をかき、外に出るとさらに冷えるなんてこともあると思います。こういった日常の汗冷えを解決してくれるのが、吸放湿性に優れたウール素材ではないでしょうか」

汗をかいて湿ったままの衣類を着ていると、不快なうえ、体が冷えてしまいます。とはいえ着替えを持ち歩くのも面倒……。しかし吸放湿性が高くドライな着心地のウールなら、汗冷えを防いで快適に過ごせると平出さんは話します。

super.natural SNスーパーナチュラルのウール商品

「登山用のベースレイヤーにウール素材が多いのも、汗冷え防止に効くことが大きな理由です。あとはニオイですね。体のコンディションにもよると思いますが、汗をかいたままにしておくと、酸っぱいニオイがしてきませんか。自分も気持ち悪いし、周りも気になってしまいます」

特にオフィスや電車内では汗のニオイも気になるところ。清潔感が重視される現代では、ウールの防臭機能は大いに役立ちます。

「乾きやすく、汗冷えせず、ニオイも出ない。こういうちょっとした快適さをもたらしてくれるのがウールウェアのメリットだと感じています。肌に直接触れるインナーはその機能を実感できると思いますので、ぜひ一度着てみてほしいですね。着心地抜群なのでヤミツキになりますよ!」

平出さんのイチオシ!

super.natural SNスーパーナチュラルのメンズ半袖エッセンシャルSSTシャツ

そんな平出さんのイチオシは、SNスーパーナチュラルの「エッセンシャル Tシャツ」。メリノウール50%・ポリエステル50%からなる独自のハイブリッド生地、アドバンスドジャージ140を使用。独特な光沢感やメランジカラーが上品な印象を与えるため、1枚でもサマになります。

「半分ハイテク素材にすることにより、速乾性が高まり、汗をかいてもすぐ乾き、ベタつきも気になりません。また、ウール100%よりも耐久性や強度も高くなり、よれたりしづらいので、長くご愛用いただけるのも特徴です」

コチラも注目!

super.natural SNスーパーナチュラルのメンズ半袖グラフィック水夫パイプTシャツ

同じ生地を用いた「メンズ半袖グラフィック水夫パイプTシャツ」も、4シーズン継続して販売されているSNスーパーナチュラルの人気定番アイテム。ウールTはプリントものが少ないため、普段使いできる1枚として選ばれることが多いのだとか。

「インパクト抜群のセーラーマンプリントが男女問わず支持されています。多くの人にウール製品に興味を持っていただくきっかけとしても、こういったカジュアルに着られるデザインのアイテムを今後展開していきたいと思っています」

【3人目】無印良品 山口さんが証言!
「ウールはドライタッチと吸放湿性がポイントです」

Muji 無印良品の山口洋平さん

ブランド編のラストは、「無印良品」を展開する良品計画の衣服・雑貨部長を務める山口洋平さん。ウール100%のインナーTを扱っている無印良品に、ウールの機能面におけるメリットを聞いてきました。

「強いて挙げるなら、ドライなタッチ感と吸放湿性でしょうか。ウールは冬のイメージがありますが、夏であっても汗を吸ってニオイが残らないという強みがあり、冬は温度調節もできるというところで、年中通して使える点が肌着としてのメリットだと思います」

特に梅雨など高温多湿の季節こそ、ウールの機能性を実感できると山口さんは話します。

「コットンだと吸湿はしても放湿がなかなかできませんが、ウールには水分を最大で自重の35%まで貯め込み、それ以上になると放湿して快適さを保つ、湿度と温度の調整機能が備わっています。ウールのインナーを着ていたら、多少雨に濡れても、ジメジメした蒸し暑い日も快適に過ごせるはずです」

Muji 無印良品の山口洋平さん

「ウールのインナーは冬向けというイメージがあって夏には向かないと思われている方や、価格も高いことから手を出しづらいという方も多いと思います。でも実はすごい機能性を持っていて、一度着てみると良さが実感できるのがウールという素材。逆に着ないと本当の良さがわからないので、私たちは手に取りやすい価格でウール100%の製品を提案しています」

吸放湿性を始め、形状記憶性に富み、臭くならないといったウールの機能は頭でわかっていても、実際に着てみてその良さを体感しなければ本当の魅力は伝わらない。インナーは特にそう思うと山口さん。

「ウールは知れば知るほど懐が深い素材です。そんな機能あるんだ!?という驚きがまだまだウールにはありますから」

山口さんのイチオシ!

Muji 無印良品の脇に縫い目のない ウールTシャツ

そんな山口さんのイチオシは、無印良品の「脇に縫い目のない ウールTシャツ」。抗菌防臭性・吸放湿性に優れたウール100%のクルーネックT。コスパ抜群の価格と、自宅で手軽に洗濯ができるところもポイントです。

「無印良品では19.5マイクロンの原料を使っています。チクチクする感覚は全くなくて、逆に少しシャリ感があるので夏に心地良く、冬は温かいので年間を通して着用できます」

コチラも注目!

Muji 無印良品の脇に縫い目のない ウールVネックTシャツ

同シリーズのVネックタイプ「脇に縫い目のない ウールVネックTシャツ」もおすすめ。シャツのインナーに最適なVネックで、オン・オフ問わず着用できます。

「ウール100%はもちろんのこと、丸胴で作っている点も特徴です。脇に縫い目がないので肌当たりのストレスがありません。また生産工程においても、このまま筒状で出てきて、袖を付けたらある程度製品になるため生産ロスも抑えられます。こういったところも無印良品のこだわりの一つです」

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