特集・連載
ハイテクニックの定理「2.0家具数式」で未知なる快適生活が手に入る!?
未来予想図鑑 今回考えるのは「未来」。未曾有のパンデミックもそう、それに伴うステイホーム需要、さらには働き方の改革も合わさって多くのモノがあふれかえっているけれど、実際に必要なのはなんなのよ~!?って迷うじゃん? だから、時代の流行や風潮に流されず、これから本当に必要なものを探るってのが本企画の命題。オールジャンルにて、自信を持って紹介します。 この記事は特集・連載「未来予想図鑑」#16です。
家具は見た目がよくてナンボの世界ですが、これからはプラスαの付加価値が大切になる!と予想。というのも昨今は、生活のちょっとした悩みをハイテクノロジーやハイテクニックでさらりと解決してくれる家具が続々と誕生。かつてない便利が、現実のものとなっているのです。
ここでは、そんな先進家具6点にフォーカスしつつ、未知の快適生活を叶えるリクツを解説。シンプルにして思わず膝を打つ、名づけて“2.0家具数式”がコチラ!!
ハイテクノロジーとテクニックが高い次元で融合した画期的なアイテム。先進技術、超絶機構を駆使することで、日々のお悩み、困りごとなどを解決へと導いてくれる。
1.[生ゴミ]×[冷凍]
=悪臭シャットアウトゴミ箱
NKC[中西金属工業]
CLEAN BOX
生ゴミを冷凍庫に入れるのは防臭の奥の手だが、食品と一緒にってのもね。じゃあゴミ箱の中身を冷凍すればイイんでない?というコペルニクス的発想で生まれたのがこちら。電気代が1日9.2円ってのもいい。20リットル。W443×H690×D230mm。4万8180円(中西金属)
ゴミからオムツまで。マイナス11度でニオわせない
2.[11.2ch×]×[防音]
=近所迷惑にならない映画館チェア
Audio Heart[オーディオハート]
サラウンドチェアスピーカー VRS-W1
せっかく11.2chのサラウンド環境を作るのなら、映画館さながらの大音響で楽しみたい。そこで音響システムを防音シェル内で完結させた本品の出番! 複雑なルームチューニングが不要なのも◎。W1400×H1310×D1085mm。139万7000円(オーディオハート)
ミッドセンチュリー風のデザインもGOOD!
11.2chのスピーカーシステムは、スピーカー11個&サブウーファー2個からなる。chとは音の“聞こえてくる方向”をいい、指向性のない重低音を鳴らす後者は小数点以下で表す。余談だが、この世界は“空間10次元+時間1次元”の11次元説が有力とか。
3.[液晶]×[スピーカー]
=歌詞が浮かび上がる洒落オブジェ!?
COTODAMA[コトダマ]
Lyric Speaker Canvas
レコードジャケットを2枚並べたかのようなこちら、実は背面がスピーカーで、前面が液晶。流している曲の内容に合わせたグラフィックで、なんと歌詞が映し出されるという、かつてないアートなスピーカーだ。W48×H40×D12cm。18万1500円(コトダマ)
Wi-Fi接続で歌詞がインテリアに
4.[壁]×[LED]
=’80年代風ニューレトロライト
nanoleaf[ナノリーフ]
Lines
’80年代に流行したネオンサイン人気が再び。バックライト付きのバーを好みに組み合わせて壁や天井へ配置。スマホなどを通じて音楽をシンクロ→ムーディなイルミネーションを楽しめる。W27.85cmのバー9本入りのスマートキット2万5200円(グローチャー)
マイルームが一転。80sな不夜城に!?
5.[食べ残し]×[超音波]
=秒速で汚れ破壊食洗器
BDP[ビーディーピー]
The Washer Pro
超音波によって生じる無数のマイクロバブルが破裂、その衝撃波で汚れを一瞬で破壊して落とす、超強力ハイテク食洗器。野菜などの汚れ落としにも重宝。本体W215×H172×D75mm、超音波発生器W239×H109×D50mm。9万9600円(Brand Design Plus)
シンクを食洗器に場所を取らず携帯可能!
6.[ベッド]×[デスク]
=“縦”に有効活用なトランスフォーム家具
いちいちデスクを片づける必要もナシ♡
HAFELE[ハーフェレ]
デスクベッド
ピアノの蓋を開けるかのようにベッドを跳ね上げて収めると、デスクがせり上がる超絶機構を装備! 省スペースかつ生活感も隠せてテレワークにも都合がいい、まさに革命的プロダクトだ。W213.6×H152×D95.6~109.7cm。60万円~(ハーフェレジャパン)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。