特集・連載
現在は入手困難!? 通なBDシャツを手に入れたいなら〇〇の数をチェックせよ
正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール] 「正しく服を選べる人になりたい」心の声つぶやいちゃった、みたいで失礼。ただ、このぼやき、あながち嘘にあらず。昨今モノ多すぎ&情報も押し寄せてくる……で、昔以上に正しく服を選ぶのが難しいと痛感したワケです。そこで今回、各ジャンルにて「ここに気をつける」を総点検。基本&新ルールで、わかりやすく解説していきます この記事は特集・連載「正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール]」#03です。
Q.通なBDシャツのわかりやすい見分け方って?
A.6ボタンかどうか数えてみよう
数で大きく表情が変わるわけではないけれど、多くの服好きはBDシャツのフロントボタン数にこだわります。ずばり、通好みは6B。理由はBDシャツの元祖が6個であり、’70年代くらいまでそれが定番だったことによります。
ちなみに、現代の定番は7個。一般論ですが、7Bだと第1ボタンと第2ボタンの間隔が狭く、6Bは広いものが多いという傾向も押さえておきましょう。写真右の白シャツは後者の典型。ただしこの6B、現在は絶滅危惧種で、血眼で見つけたのは余談です。
パンツイン時に飛び出しにくいラウンドした前裾
Nigel Cabourn[ナイジェル・ケーボン]
BDシャツ
1940年代の英国陸軍士官のシャツにインスパイアされた、ブランド定番の一枚。衿裏側を留める、珍しいタイプのBDシャツだ。素材は肉厚なオックス地。男らしさ満点のルックスは唯一無二! 2万900円(アウターリミッツ)
珍しい裏留めのボタンダウン衿
オーセンティックなフロント6Bのデザイン
Anatomica[アナトミカ]
BDシャツ
着丈が長めで裾のラウンドも深い、クラシックなデザインのBDシャツ。素材には、密に織られたオックスフォードクロスを使用。なめらか、かつソフトなタッチに上質が滲む。2万5300円(アナトミカ 東京)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。