婚約指輪の代わりにも。女子に贈りたい「ヴィンテージウォッチ」選びのコツ

女子に時計を贈りたい。けど新品は、とても手の届く値段では……。そこで狙うはヴィンテージウォッチ！　早速、吉祥寺の人気時計店オーナーに、選びのコツやオススメモデルを教えてもらいました！
 

教えてくれたのは

メンズモデルの小径なら憧れブランドでも手が届く！

たしかに最近は、女性にヴィンテージウォッチを贈る男性が増えていますね。いつの時代でも貰って嬉しいプレゼントであることは言うまでもありません。

またヴィンテージならではの趣のよさに加え、一点モノですから、その人だけの特別なプレゼントになるんですよね。婚約指輪の代わりにヴィンテージウォッチを贈るという方もいらっしゃいますよ。

選び方でいうと、まずは男性と女性の感覚の違いを踏まえたほうがいいかもしれません。例えば男性だと、ウンチクがあって本格的な機械式じゃないと！　みたいに考えがちですが、女性からしたらクォーツで構わないという人もチラホラ。扱いやすいクォーツのほうが親切だったりするんですね。

ただ、納得できるいいモノを贈りたいという男性の気持ちはよくわかります。そこで個人的には、メンズでもお馴染みの名作で、小径のレディスサイズがオススメです。

男性も納得して贈れて、女性が違和感なく使える小径。これなら二人ともハッピーでしょう？　当店のストックからは、時計好きも納得の名作で、女性らしいゴールドが効いたモデルを選んでみました。

ロレックス　チェリーニ

まずはロレックス。ご存じのスポーツモデルは年々価格が高騰して正直手が出しづらいですよね。そこでオススメなのはドレス名作、「チェリーニ」です。スポロレに比べ価格もリーズナブルなうえ、グレーの色み＆顕著なデザインは、女性の華やかな洋服やアクセを邪魔することなく腕元に気品をもたらしてくれます。

（左）オメガ　コンステレーション　（右）カルティエ　サントス

’70年代の時計デザインに大きな影響を与えたオメガのコンステレーション、わずか10年ほどしか生産されなかったカルティエのサントス オクタゴンもゴールドの美しさが女性の手元に映えるモデル。オメガは自動巻きでU‐20万円の値頃感、サントスは使い勝手のいいクォーツ式と、贈り物としてピッタリです。

どれも憧れクラスの名作ですが、レディスサイズはややお手頃。価値あるグッドプライスなギフトになると思いますよ。

今、狙うなら……

ROLEX［ロレックス］
チェリーニ
316,800円

1928年誕生の名作ドレスウォッチ。グレーダイヤルの本作は’70年代製。32.5×23mm。手巻き。18KWGケース。レザーベルト。

OMEGA［オメガ］
コンステレーション
184,800円

数々の名作を手掛けた巨匠、ジェラルド・ジェンタのデザイン。1968年製。径30mm。自動巻き。SSGP×YGケース。レザーベルト。

Cartier［カルティエ］
サントス
228,800円

8角形ケースのオクタゴン。イエローゴールド入りラブブレスも女性に響く♡　’80年代製。径31mm。クォーツ。SS×YGケース＆ブレス。

［SHOP INFO］江口時計店

 
※表示価格は税込み

［ビギン2021年8月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。