特集・連載
初めてでも絶対失敗しない“二次燃焼”ストーブがあるじゃないか!
アウトドア技&豆知識 みんなが喜ぶテント持ってる? おいしくステーキ焼ける?? スマートに焚き火できる??? 気軽に飲みにも行けない今日この頃、家で動画も飽きてきたし……、もうこうなったらキャンプ行こう!! と思い立ったはいいものの道具もなければテクニックも知らないし、どうすりゃいいの~!? テントや焚き火台をネット検索してみたら最後、種類多すぎてどれ選んだらいいかわからないし(涙)。そんなビギナーも、読めば、キャンプ場のヒーロー確実! 家族の前で、仲間の前で、彼女の前で、絶対に恥をかかせません!! この記事は特集・連載「アウトドア技&豆知識」#22です。
着火しやすい&消えにくい、モクモクしない、火の粉が飛ばない、何より炎が美しい!
二次燃焼ストーブ
火を制する者がキャンプを制す……という格言があるかはさておき、キャンプの華=焚き火を上手にこなせたら、皆に喜ばれることは確実です。でも火がつかないとか、消えてるとか、煙モクモク(涙)とか失敗がつきもの。初心者が躊躇してしまうのも当然ですよね。
しか〜し、焚き火のプロである猪野さんは「二次燃焼の焚き火台なら失敗しないですよ」とさらり。
“二次燃焼”とはなにかというと、加熱された空気が二重になった側面の溝を通り、上部の穴から燃焼室へと噴出する構造がミソ。一次燃焼で燃え残ったガスを燃焼させることで火力が高まり「一度着火すれば、火が消えにくい」うえ、「煙や火の粉が少ない、キレイな炎が楽しめる」のです♪
焚き火ブームの今、各メーカーからさまざまな焚き火台が出てますが、コンパクトに畳めて、設置も超カンタン♡なモンベルの一台が総合力ではNo.1。誰でも速攻で焚き火マイスターになれますよ!!
焚き火でモクモク上がる煙は、薪が燃える(一次燃焼)時に燃え切らなかったガスなどが原因。昨今流行の二次燃焼ストーブは、加熱した空気を噴出してこれらの燃焼を促し(二次燃焼)、効率よく高火力を得る仕組みの焚き火台だ。
総合力No.1
mont.bell[モンベル]
フォールディング ファイヤーピット
二重&深型の独自設計によって高い燃焼効率を実現した、ステンレス製の焚き火台。焼き網が付属しBBQ等も楽しめる万能選手だ。W42×H30×D22cm。収納時W42×H30×D5cm。1万8590円(モンベル・カスタマー・サービス)
セットも簡単だから誰でも手軽に焚き火を楽しめる!
側面を通った空気が、噴き出して燃える!
側面は二重構造になっていて、下部から採り入れた空気を加熱→上部の穴から噴出させることで、煙の元となるガスなどの燃焼(二次燃焼)を促進させる仕組み。結果、高い火力が得られるうえ、煙の少ない美しい炎が上がる。
指南してくれた方
焚き火マイスター
猪野正哉さん
1975年千葉県生まれ。モデルやライターを経て、現在はアウトドアプランナーとして活動。地元千葉にて「たき火ヴィレッジ〈いの〉」も運営し、焚き火文化の普及に努めている。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。