アーバンリサーチ

アウトドア傑作ギア 1951〜1961年

誕生から何年、何十年と時を経た今もなお、定番であり続ける傑作ギア。とはいえ、当たり前すぎてじつはよく知らない……なんてギアもあるのでは? ここでは、エポックメイキングな必修ギアとその傑作たる所以を、誕生年とともにおさらいします!

1951年
北欧の寒さをものともしないアルコール燃料の衰えぬ火力

TRANGIA トランギア ストームクッカーL・デュオーサル

country:スウェーデン
TRANGIA[トランギア]
ストームクッカーL・デュオーサル

アルコールバーナーとベース、五徳、風防、パン、ハンドルで構成される、スタック収納可能なクッカーセット。当時高まっていたキャンプ需要に向けて作られ、吹き付ける強風や厳しい寒さでも安定して燃えるアルコールを燃料とするのは、キャンプギアとして必然の選択だった。(収納時)Φ22×H10.5cm。1万8150円(イワタニ・プリムス)

TRANGIA トランギア ストームクッカーL・デュオーサル

1952年
アウトドア好きが作った世界初のバックパック

KELTY ケルティ マウンテニア・フレーム・パック3

country:アメリカ
KELTY[ケルティ]
マウンテニア・フレーム・パック3

創業者が木製フレームバッグをアウトドア用に改良。アルミを使い、フレームを腰ベルトで支え荷重を分散。世界初のバックパックの誕生だった。W50×H75×D25cm。3万8500円(アリガインターナショナル)

ディック・ケルティ氏
ディック・ケルティ氏は大のアウトドア好きだった

1954年
ルーツは弾薬箱!? 圧倒的保冷力の鋼鉄クーラー

COLEMAN コールマン 54QT スチールベルトクーラー

country:アメリカ
COLEMAN[コールマン]
54QT スチールベルトクーラー

1954年、抜群の保冷力でブームを起こしたスチール製クーラー。その秘密は、第二次大戦中の弾薬箱の製造ノウハウを生かした高い気密性にあった。3年後には軽量なプラスチック製が爆発的にヒット。以降同社の代表モデルとしてアップデートされ続けている。W60×H41×D42cm。2万6800円(コールマン ジャパン カスタマーサービス)

COLEMAN コールマン 54QT スチールベルトクーラー

1960年
釣り好きの要望で作られた使い勝手のよさで大評判に

COLUMBIA コロンビア ヘンリーズフォークVベスト

country:アメリカ
COLUMBIA[コロンビア]
ヘンリーズフォークVベスト

今では当たり前のマルチポケットフィッシングベストは、同社前会長のガート・ボイルが夫と友人のために生み出したのが最初。彼らから直接要望を聞いたガートがミシンを踏んだベストは、多数のポケットに細かな道具を分散収納できる高い実用性が受け、世界中の釣り好きの心をつかむこととなった。1万2100円(コロンビアスポーツウェアジャパン)

COLUMBIA コロンビア ヘンリーズフォークVベスト
当時の同社の広告はスタイルの貴重な資料

COLUMBIA コロンビア ヘンリーズフォークVベスト ガート氏
ガート氏は広告塔として意欲的に活動し続けた

1961年
戦時から培われた確かな技術力による日本流テント

OGAWA オガワ オーナーロッジ タイプ52R T/C

country:日本
OGAWA[オガワ]
オーナーロッジ タイプ52R T/C

第二次大戦中は日本軍に納品するなど、厳しい軍用基準を満たす品質で知られたオガワ。同社の民生用第1号のオーナーロッジは、欧州で主流だったロッジ型テントをローカライズ。高温多湿な環境でも快適な幕帯は、日本の気候を知り尽くす同社の知見を示すのに十分だった。W310×H260×D208cm。10万4500円(キャンパルジャパン)

発売当初のオーナーロッジ タイプ52R T/C
発売当初はとてもポップなカラーリングだった

OGAWA オガワ オーナーロッジ タイプ52R T/C

 
※表示価格は税込み


[ビギン2021年6月号の記事を再構成]文/ヤマシタユウスケ(あすなろ組)イラスト/TOMOYA

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