特集・連載
今さら聞けないハンティング・ワールドのバチュークラスプの3つのこと
当たり前の名革靴&名レザーカバン レザーシューズ&カバンは「当たり前」が一番。値も張るしね。ここでは、男の普遍ワードローブをピックアップ!でも、ド定番だけに「あ~、ハイハイ……」とぶっちゃけ知ったかぶった経験あるでしょ? 今さら聞けない(泣)コトをガッツリ“ご本人”に取材したので一夜漬けでこっそり復習を♡ この記事は特集・連載「当たり前の名革靴&名レザーカバン」#16です。
「ハンティングバッグ」の当たり前
【ハンティング・ワールド】バチュークラスプ
探検家にしてツアーガイドを務めていたロバート・M・リーが1965年にブランドを創設。自らの経験をもとに1972年に作り上げた“バチュー・クロス”採用のタフな鞄が大ヒット。
country:アメリカ
冒険家が作ったカバンだから丈夫で軽いんだ
HUNTING WORLD[ハンティング・ワールド]
バチュークラスプ ハンティングバッグ
「バチューサーパス」の定番キャリーオールをベースに、フォルムやカラーを変更。より都会的なスタイルに合うハンティングバッグに進化した。W34×H25×D11.5cm。15万円(ハンティング・ワールド 青山店)
“ご本人”に質問
Q1.バチュー・クロスって何ですか?
A.ブランドアイコンとなってる伝統のタフ生地のことだよ。創業者ロバート・M・リーはツアーガイド時代、当時のアウトドアバッグが使う素材に大いに不満を感じていたんだ。
そこでポリウレタンコーティングのナイロン+ウレタン層+ナイロンジャージーという独自の三層構造のバチュー・クロスを発明。これで作った鞄は高い撥水性や防塵性と裏腹にバツグンに軽く、衝撃から荷物も守るから、たちまち評判になったんだ。
“ご本人”に質問
Q2.バチュー“クラスプ”って何が違うの?
A.「バチュークラスプ」はバチュー・クロスを使った鞄の最新コレクション。じつはバチュー・クロスは登場以来改良され続けていて、私たちは2010年登場の「バチューサーパス」コレクションで好評だった、強度と耐久性を高めた生地を採用してるんだな。
ただ色合いはサーパス兄貴よりもかなり渋め。ショルダーや革トリム部分もダークブラウン(サーパスはライトブラウン)としたことで、より大人っぽく持てるはずだよ。
“ご本人”に質問
Q3.あれ!? 開け閉めしやすくなってない?
A.「キャリーオール」と呼ばれるウチのショルダーバッグは、昔からフラップをギボシで留める仕様。クラシックな雰囲気を高めるポイントではあるけれど、現代では財布やスマホをサッと取り出したいときにちょっとマゴつくという声もあって……(汗)。
スムーズに開閉でき、不用意に外れないフィドロック式に変更
なので僕はフィドロック式のマグネット留めに変更。パッと見わからないくらいの微妙な変化ではあるけれど、駅の改札やコンビニで便利さを実感できるディテールだよね♪
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。