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HISTORY

足元をラギッドにキメられるワークブーツは、元来が労働者向けの靴。それぞれの職種に求められる機能と堅牢性を持つ実用靴だ。エンジニア、ペコスなど、その多くはじつはレッド・ウィングが世に広めたとか。まずはそのあたりから紐解きましょう。

数々の傑作靴を送り出してきたワークブーツ界の巨人レッド・ウィング。とくに「アイリッシュセッター」に採用された「トラクション・トレッド・ソール」は段差がほとんどない点がうけ、ワークマンたちに愛されている。

ワークブーツとは
丈夫を形にしたものだ

定番アイテムの基礎知識

【ワークブーツ】

●労働者のために作られたブーツのこと。
●ザ・アメカジの足元に合う。

 その名のとおり、労働者向けブーツのこと。アイルランドやスコットランドのブローガンなる作業靴が最古とされ、その名残は現在のカントリーブーツにもうかがえる。また、今日見るワークブーツの原型は19世紀後半の西部開拓時代のアメリカで誕生。国家の成長とともに進化したが、各職種別に細分化され始めたのは20世紀になってからだった。その後、レッド・ウィング社の貢献により全米規模で普及。戦後は、そのラギッドなルックスからアメカジの代表アイテムとして注目され、世界中で愛用されるようになったのだ。
本格的ワークブーツの絶対条件はアッパーが堅牢な革からなることで、その革の厚さは約2mm以上が目安。また、レースアップなら雨や砂の侵入を防ぐため、羽根裏に長く縫い付けられたガセットタンを備える点も挙げられる。

写真/大嶽恵一 文/山田純貴 取材協力/レッド・ウィング・ジャパン

掲載記事は、雑誌Beginの連載『定番の教科書』の2012年5月号に掲載された記事の抜粋であり、本記事に掲載されている商品の価格や問い合わせ先、仕様などの情報は、原則として掲載当時の情報となるため、現在の仕様や価格、情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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