ザ・ノース・フェイス パープルレーベルの大定番パーカがまさかの衣替え!?
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
ザ・ノース・フェイス パープルレーベルの
マウンテンウインドパーカ
1990年代にリリースされたアノラックパーカをもとに、’90sテイストはそのままにフロントオープンのパーカへとアップデートさせた一着。最新のマテリアルを用いつつ、ウェアとしては随所にシワの入るヴィンテージライクな表情が面白い。全3色。各3万円。
ヴィンテージっぽいのに高機能!? 春の大定番がまさかの衣替え
(編集部 オオウチ)
生まれ変わった春の定番はサラリと羽織るだけで雰囲気抜群!
〈マウンテンウインドパーカ〉といえば、もう10年超パープルレーベルの大定番。1990年代のザ・ノース・フェイスの〈マウンテンライトジャケット〉を元ネタに、ここ数年はリップストップ生地で展開され、いわゆるライトアウターとして春先に重宝されてたんですよね~。
その名作が今春、素材やパターンを刷新! ’90sのアウトドア・スポーツテイスト全開の出来栄えで、これがまた重宝しそうなんです。
元ネタは同じく1990年代のアノラックで、着脱がしやすいフロントオープン仕様は継承しつつ、軽快で、よりトレンド感のある、ゆったりシルエットにアップデートされているんです。
表生地は20デニールのパーテックス®カンタム。通常なら肉厚生地に用いられる3針ステッチを採用することで、ウェア全体にパッカリング(ナチュラルなシワ)が入り、ヴィンテージライクなニュアンスを生んでいます。もちろん、あえて・・・ね。この塩梅なら完売間違いなし!でしょう。
♯Y-Fuseテクノロジーって!?
パーテックス®カンタムに用いられる技術で、断面がY字状になった糸が隙間なくロックし合って連結する構造を持つ。並の高密度生地よりさらに耐久性が高い。
♯トリプルステッチが強度と風合いを確保
薄手の表地にあえて3針ステッチで縫製。ワークウェアに使われる20番手の太糸を用いることでナチュラルなパッカリングが生じる。ヴィンテージウェアのような立体感をたたえるのはそのためだ。
♯裏生地もファンクショナル
グリッド構造になったメッシュ生地を採用。中央部が空洞になった中空ポリエステルを異形断面にし、吸水速乾性と保温性も備える。さらに片面を起毛させたことで、着心地も快適だ。
♯薄軽 ♯ヴィンテージライク ♯アノラックをアップデート
(問)ナナミカ 代官山
☎ 03-5728-6550
https://www.nanamica.com/
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年4月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介