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Champion チャンピオンのトゥルー トゥ アーカイブス ラバート

チャンピオンのトゥルー トゥ アーカイブス ラバート

むか〜しむかし、チャンピオンにサム・フリードランドという伝説的営業マンがいました。NYの高級紳士服店出身で、服のパターンにも精通していた彼は、かのリバースウィーブを発明。

本来タテ向きに使われていた身生地をヨコ方向に使う、という目ウロコな発想で縮みを軽減させたこの傑作スウェットは、1938年に特許を取得。ほどなく全米にその名を轟かせ、今や永世定番の名をほしいままにしています。

……が、実はそれと同じ1938年。彼はリバースウィーブとは違うアプローチで、同じように“縮みにくくて動きやすい”スウェットを発明していたんです!

それがこのラバート。まず目を引くのはその風変わりなパターン。胸部から袖先までが一体となったアームパーツを、V字パーツとボディに縫い合わせる。するとタテとヨコで向きの違う生地が組み合わさり、縮みが軽減できるうえ、シームレスになる分、肩がスムーズに動かせる。

この奇抜なアイデアで作られたスウェットは、経緯は不明ですがチャンピオンの社名を冠することなく、単に“ラバート”という名で、シアーズ・ローバック等の有力店の通販カタログでのみ販売されていました。

が、リバースウィーブが未だに愛され続けているのに対し、ラバートはわずか数年で販売終了。以来、ごく一部の通の間で幻のスウェットとして語り継がれることになったんです。

それから約80年の時を経た2019年。同社が創業100周年の節目に発表した新シリーズから、このラバートが史上初の復刻です!

同じ親が発明し、同じ年に特許を取得。言わばリバースウィーブの双子の兄弟にして、永世定番に成り得た幻のチャンピオン。これに男のロマンを感じない定番好きなんて、それこそマ~ボ~ロ~シ~!?

 

リバースウィーブ®と同年に特許を取得した幻のスウェットを初復刻!!

“縮みにくくて動きやすい”を目指して考案された独創パターンも完コピ。V字パ―ツの角度を広くとることで肩を落として運動性を高めるなど、全ディテールが計算し尽くされている。
 

アーカイブを紐解いて当時の生地感&カラーリングを忠実再現

肉厚なコットンの生地

肉厚なコットンの生地感といい、深イイシルバーグレーの色みといい、雰囲気はオリジナルのまんま。
 

復刻タグと特許取得時の日付タグを装備

復刻タグと特許取得時の日付タグ
 

幻の王者!?

Champion チャンピオンのトゥルー トゥ アーカイブス ラバート

創業100周年の節目に発表した新シリーズ“トゥルー トゥ アーカイブス”の目玉として、幻の名品を初復刻! 超希少なアーカイブを基に細部まで忠実再現。10月25日に開店する「チャンピオン ヘリテージ タイムス ハラジュク」にて販売開始。2万2000円。

(問)ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター
☎ 0120-456-042
http://www.championusa.jp/
 
※表示価格は税抜き


[ビギン2019年12月号の記事を再構成]写真/工藤 恒(アルフォース) 文/黒澤正人

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